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韓国、「高い」学校教育費「低い」信頼度 OECD分析

韓国、「高い」学校教育費「低い」信頼度 OECD分析

Posted September. 14, 2004 22:17,   

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OECDがメンバー国など、49ヵ国の教育環境(01〜03年)を分析し、14日発表した「2004年度・OECD教育指標」によると、01年をベースに学校教育費の民間(私学および父母)負担率は、韓国が41%でOECD平均(12%)の3.4倍になった。

学校教育費とは、学校教育に投じられる費用のことで、民間負担率はこのうち、政府予算を除いた授業料、私立学校の財団転入金など、私学や父母が支払う金額のみを別途に計算したもの。

政府と民間をあわせて学生1人当たり学校教育費の支出額は、01年購買力換算指数(PPP)で、小学校3714ドル、中高校5159ドル、大学6618ドルで、OECD平均(それぞれ4850ドル、6510ドル、1万52ドル)の65〜79%に上った。

このように学校教育費の割合が高いのに比べ、学校教育に対する信頼度は相対的に低いことがわかった。

満15歳の生徒の学校に対する所属感は、韓国が平均461点で、ポーランドとともにOECD諸国のうち最低だった。それに対し、出席率など、学校への参加率は韓国が平均546点で、日本(555点)に次いで二番目に高かった。

これは、韓国の生徒が義務感で学校へは行くが、学校に興味を覚えていないことをうかがわせる。

教員1人当たりの学生数も小学校31.4人、中学校20.7人、高校16.5人で、OECD平均(それぞれ16.6人、14.4人、13.1人)より高かった。

02年基準の国内教員の年間初任給は、PPPで小学校2万6883ドル、中高校は2万6852ドルで、OECD平均(小学校2万2910ドル、中学校2万4326ドル、高校2万5292ドル)に比べ、やや高かった。

小学校教員の年間授業時間は、韓国が811時間でOECD平均である803時間より多少多かった。ところが、中学校は554時間、高校は531時間で、OECD平均(それぞれ717時間、674時間)より少なかった。

これに対し、韓国教員団体総連合会のハン・ジェガプスポークスマンは「先進国の場合、教師が授業のみに専念するが、国内の教師は補充事業と行政業務などに追われるため、報酬と授業時間の単純比較は無理だ」と主張した。

PPPとは、1ドルで米国で買えるものを該当国の物価で換算したもの。例えば、マクドナルドハンバーガーが米国では3ドル、韓国では2500ウォンならば、2500ウォンを3ドルで割った833ウォンが韓国のPPPだ。02年、韓国のPPP1ドルは733.84ウォン。



洪性哲 sungchul@donga.com