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教室の最大の問題児 学校は携帯電話と戦争中

教室の最大の問題児 学校は携帯電話と戦争中

Posted September. 20, 2004 22:20,   

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▲授業時間にも携帯電話は「オン」〓東亜(トンア)日報がソウルにある7ヵ所の小・中・高校生245人を対象に調査した結果、携帯電話を持った134人のうち、107人(79.9%)が「授業時間にも携帯電話をオンにしておく」と答えた。

高校生の場合は61人のうち、1人を除いた60人(98.4%)が携帯電話の電源を切らず、授業中に携帯メールのやり取りをしたり、ゲームをしている。

高校生の90.2%、中学生の65.5が「授業時間にメールを送ったことがある」と答え、「ゲームをしたり、動画を見たことがある」もそれぞれ60.7%、50.9%だった。

ソウル江南(カンナム)A高校では1日平均400のメールのやり取りをし、1カ月の平均料金が15万ウォンという回答もあった。

水原(スウォン)のチャンヒョン高校の金チョルファン教諭は、「携帯電話が教師の授業を妨害するわけではない。しかし、学生が授業に集中出来ない原因の1つだ」と指摘した。

▲学校は携帯電話と戦争中〓ソウル江北(カンブック)のB中学では今月初旬、男子学生がカメラ付き携帯電話で女性教師のスカートの中を撮影しようとして発覚、衝撃に包まれた。同校のある女性教師は「学生は2人の女性教師を撮ったが、最初に撮られた先生は自分が撮られたことも知らなかった」としながら、「どこで、どんな場面を撮られるか、不安だ」と語った。

ソウル江南にあるC中学の教師は「学生を体罰しようとしたところ、隣りで学生から『先生、メール送りますよ』と言われ、ぞっとしたことがある」と話した。

ソウル江北のD中学校は昨年初め、試験の時に携帯電話で不正行為をした2人を「0点」処理した。実際、大部分の中学・高校では、不正行為防止のため、試験開始前に携帯電話を回収している。

ソウルのチョンウン中学の金ソンリョン教諭は「体育時間にポケットに携帯電話を入れていて、走ることのできない学生も少なくないが、紛失の恐れもあるため、持って出てくることを禁止することはできない状態だ」としながら苦笑いをした。

▲代案はないか〓教師らは学生を規制することは現実的に難しいと話す。

親も塾など放課後もずっと忙しい子供と随時連絡を取ることを願うため、携帯電話を持ち歩くことに肯定的な態度だ。

ソウル・デミョン中学のある教師は「携帯電話を没収すると、何日もたたないうちに親が来て返してほしいと言う」と話した。

このため、学生に携帯電話と「共に生きる方法」をきちんと学習させる必要があるとの声が高まっている。

明るい青少年支援センターのイム・ジョンヒ会長は、「大人も会議時間に携帯電話を切るのが容易ではない。自己コントロールが難しい」としながら、「廊下に携帯電話保管箱を用意し、教室には携帯電話を持って入らないキャンペーンを進めている」と話した。



李那姸 larosa@donga.com