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世界最大の潮力発電所、始華湖に来月着工

世界最大の潮力発電所、始華湖に来月着工

Posted September. 30, 2004 21:59,   

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今年11月、京畿道安山市(キョンギド・アンサンシ)にある始華湖(シファホ)で世界最大規模の潮力発電所の着工が行われ、来年には全羅南道海南郡(チョンラナムド・ヘナムグン)ウルドルモックで潮流試験発電所の建設が推進される。

海洋水産部(海洋部)は、安山市大阜洞(テブドン)に建設される始華湖潮力発電所の着工式を11月中に行うことにするなど、原油高による代替エネルギー源開発事業を本格化することにしたと、30日発表した。

海洋部の鄭永勳(チョン・ヨンフン)海洋開発課長は、「施工会社の選定作業が遅くなって計画より着工日程が遅れた」とし、「竣工時期も2008年末から2009年上半期に調整される」と話した。

満潮時に始華湖に入って来る海水の力を利用する始華潮力発電所の発電量は、時間当り25万4000kWで、世界最大の潮力発電所であるフランスのランス発電所(時間当り20万kW)を上回り、人口50万人である安山市の全体電力需要量に匹敵する規模だ。策定された建設費用は3551億ウォンで、全額韓国水資源公社が調逹する。

エネルギー経済研究院の金鎮五(キム・ジンオ)副院長は「始華潮力発電所の建設費用なら△石炭火力発電所は34万kW級△重油火力発電所は45万kW級△液化石油ガス(LNG)は67万kW級をそれぞれ建設することができる」としながらも、「潮力発電所は燃料費などの追加費用がかからないメリットがある」と説明した。

金副院長によると、潮力発電で生産された電気の推定販売価格はkW当たり100ウォン程度で、現在活用中の代替エネルギーである風力発電(107ウォン)に比べて競争力がある。

また、海洋部は来年中に、早い速度で海水が流れる所に水車発電機を設置して電気を発生させる潮流発電所を、全南海南郡と珍島郡(チンドグン)の中間に位置するウルドルモックに試験的に設置することにして、現在関連設備の開発を進めている。ウルドルモックは幅300mあまりを秒当たり最大6.5mの速度で海水が流れていて、潮流発電の最適地とされる。時間当り1000W程度の発電量を得ることになるウルドルモック試験潮流発電所は、07年に稼動される予定だ。

海洋部はこの他に、波のエネルギーと落ち幅などを利用して水車を回して電気を起こす波力発電や、深海水と表層海水の温度差を活用した海水温度差発電に対する開発研究も進めている。海洋部傘下の韓国海洋研究院の廉器大(ヨム・ギデ)責任研究員は、「海洋エネルギーの潜在的な利用可能量は1400万kW以上で、02年基準の国内発電設備容量(5000万kW)の20%を超え、水力、火力、原子力などと違い、建設による環境破壊などが少ない」と、積極的な開発の必要性を強調した。



黃在成  jsonhng@donga.com