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大田の風俗店で利用客リスト確保 警察、性購買の疑いで刑事立件へ

大田の風俗店で利用客リスト確保 警察、性購買の疑いで刑事立件へ

Posted September. 30, 2004 22:05,   

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「サッカーの国家代表選手に似ている、未婚、ビール割引きサービス提供、携帯電話○○○—○○○—○○○○…」

警察が秋夕(チュソク、旧暦のお盆)連休期間の先月27日、大田(テジョン)の某風俗店で入手した「顧客帳簿」に記入されている内容だ。この帳簿には常連客108人の身体の特徴や携帯電話番号、割引きの内容などがきめ細かく書き込まれている。

警察はまた、「顧客」が利用したカード決済の明細書も確保した。ここには先月1日から最近まで使われた法人カードと個人カードの決済内容160件とこの店でカード決済したお客329人のリストがぎっしりと書かれている。

警察は性購買の疑いが持たれている430人余りの身元を確認するため、カード決済の内容に対する押収捜索令状を申請しており、携帯電話の使用内訳も明らかにする方針だ。特にこの店は大田だけでなく、全国から訪れるお客が相当数に達すると見られ、捜査結果次第で大量の男性が性購買で刑事立件されると予想される。

警察は同日未明、ある女性から「性売買を求められている」という通報を受け、大田の代表的な性売買地区の中区柳川洞(チュング・ユチョンドン)のこの店を襲った。警察は現場でオーナーの朴(パク)某容疑者(28)と性購買の男性洪(ホン)某容疑者(26、大学院生)ら11人を摘発し、朴容疑者が店の隣のコンビニに隠していた顧客帳簿を探し出した。

警察はオーナーの朴容疑者ら4人に対しては「性売買斡旋などの処罰に関する特別法」違反の疑いで逮捕令状を申請し、性購買者の7人に対しては在宅起訴した。

調査結果、警察に通報した女性は家出した18歳の時から4年7ヵ月間、前払い金5000万ウォンのため、全国を転々としながら性売買を強要されていたことが明らかになった。

警察の関係者は、「前は普通現場で摘発された男性を中心に捜査したが、性売買への取り締まりを強化している時期なので、性購買者の場合、公訴時效(3年)内に行われた性売買行為に対して徹底的に調査して、旧法の淪落行為防止法にのっとって刑事処罰する計画だ」と述べた。

しかし、これについて一部では、「性売買特別法施行後、過去の行為まで取り締まるのは事実上溯及処罰であり、警察の『実績上げ』のためのものではないか」という指摘が出ている。



needjung@donga.com