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イチロー、260本で安打新記録 米大リーグ歴史塗り替える

イチロー、260本で安打新記録 米大リーグ歴史塗り替える

Posted October. 03, 2004 21:45,   

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「僕の人生の中で最高の瞬間だった」

日本の「野球天才」鈴木一郎(31、シアトル・マリナーズ)が84年ぶりに米大リーグ最多安打記録を塗り替えて260本を記録した。イチローは2日、米シアトルのセイフコフィールドで行われたテキサス・レンジャーズ戦で4打数3安打で259安打を記録し、1920年ジョージ・シスラー(当時セントルイス・ブラウンズ)が作った257安打を突破した。3日、テキサス戦でも1本(5打数1安打)の安打を加え、安打数は260本。

イチローが2日の試合で3回中全安打を放ち258本目の安打新記録を立てた瞬間、祝砲が打ち上げられる中で、シアトルの選手全員が1塁に出て祝賀し、イチローはスタンドに座っていた81歳のシスラーの娘のところへ行って、丁寧に挨拶した。

米大リーグ「名誉の殿堂」は新記録を立てた時、イチローが使ったバットとスパイクを来月からニューヨーク・クーパースタウンにある「名誉の殿堂」で展示することを3日明らかにした。

日本プロ野球を征服した後、米大リーグまで揺るがしている178センチ、78キロの「小さな巨人」イチローの秘密に迫る。

▲一番速い選手〓イチローが打撃した後、1塁に到達する時間は3.7秒(シアトル球団測定)。1塁まで27mを秒当たり7.33mの速さで走るわけだ。3.7秒は内野守備手がゴロの打球を取るや否や1塁に送球しても簡単にアウトにさせられない短い時間。実際に彼が今年放った260本の安打のうち22%の57本が内野安打だ。アトランタの内野手ラファエル・ファーカルやフロリダ・マーリンズの外野手ファン・ピエールぐらいがイチローのスピードに並べられる選手たち。

▲唯一の選手〓イチローは大リーグで唯一苗字ではなく名前をユニホームに刻んだ選手。これは「イチロー」という名前が彼を象徴する名詞として固有のブランドになっているからだ。

▲打撃センスに長けた選手〓日本でイチローは打撃する時、右足を大きく上げてから引き寄せる「振り子打法」で有名だったが、大リーグでは速いボールに対応するため、チョッパー打法に変えた。そうすることでスイングスピードを大リーグトップ級の155kmまで押し上げ、速い足を生かして、内野安打を作るため、チョッパー打法で打球をゴロにする。

イチローのチーム仲間のジェイミー・モイヤー投手は、「どんなコース、どんな球質の球も全部打つ。イチローほど目とバットを持つ手の反応が完璧に調和している選手を見たことがない」と舌を巻いた。



金相洙 ssoo@donga.com