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大学サッカー特技生の不正入学摘発

Posted October. 27, 2004 23:09,   

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有名大学のサッカー監督らが高校監督と父兄から巨額の金品を受け取って、学生を不正入学させた事実が明るみになった。特に、国家代表出身の監督が一部巻き込まれた上、これに関わった高校と大学がほとんどサッカーの名門校であることから、兵役不正事態に続いて、もう一つの構造的な体育界の不正が明らかにされるか注目が集まっている。

▲捜査と波長〓警察庁特殊捜査科はソウル市内某高校のサッカー選手と父兄から金品を受け取って、大学に入学させた疑い(背任収賄)で、某大学の前サッカー監督K容疑者や、他の大学の現職監督と大学関係者3人に対し、出国禁止措置を取ったと27日明らかにした。

警察によれば、K容疑者には01年から最近までの4年間、父兄から数百万〜数千万ウォンのお金を受け取って高校のサッカー選手を入学させた疑いが持たれている。警察が当該大学と高校のサッカー監督とサッカー特技生の父兄を呼んで、金品授受の可否を追及した結果、一部からこうした事実を確認した。

警察は当該監督と大学のサッカーチームに対する押収捜索令状を発行してもらい、証拠確保に乗り出しており、高校と大学のサッカー監督の口座に対する入出金内訳の把握を急いでいる。

警察の関係者は、「お金をやり取りした父兄と監督に対する疑いが確認され次第、逮捕令状を申請する方針だ。(不正入学した)学生のリストも各大学に通知する」と述べた。

警察はお金を受け取ってサッカー特技生を不正に入学させた大学が5校前後、高校は9校ぐらいと把握しており、不正に入学した特技生は15〜20人と見ている。

警察関係者は、「『05学年度特技生入学試験』でも一部の受験生がこうした手口を動員したものと見られ、事実関係を確認している」と述べた。このため、各大学のサッカー特技生の合格が取り消しになる事態が発生する可能性も排除できない。

▲問題点と対策〓体育界では体育特技生の不正入学事件が後を絶たないのは、特技生の推薦と選抜の過程で、当該監督の影響力が絶対的である制度の脆さのためだと指摘している。

実際、警察は今回サッカー特技生不正入学を捜査する過程で、大学のサッカー監督が露骨に高校監督と父兄にお金を要求する場合が多かったと明らかにした。

高校監督の場合、大学監督を紹介してあげるとして父兄から斡旋費の名目で巨額をもらい、父兄は入学の見返りとして大学監督にまた金品を提供したという。この過程で、一部の高校監督は父兄からお金だけ横取りし、大学監督を紹介しなかった例もあったという。

このため、専門家たちは体育特技生の入学制度に対する根本的な診断と処方が必要な時期に来ていると口を揃えている。



needjung@donga.com