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日本地震被災者のための街頭募金

Posted October. 31, 2004 23:12,   

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この行事は、日帝強制占領期に弁護士として朝鮮人たちの権益のために努めた功績を認められ、先月12日、日本人としては初めて建国勳章が授与された故布施辰治(1880〜1953)追慕会の韓国人会員たちと韓日文化交流連合会会員20人余りが共同主催したもの。

「布施先生を研究する集まり」の鄭ジュニョン(65)代表は、「故布施先生は1925年夏、朝鮮に洪水が起こり、多くの被災者が発生すると、『朝鮮被災者救護運動、救護金品伝達運動』を大々的に繰り広げた。その愛に報いたくて街頭に出た」と行事の主旨を述べた。

故布施氏は朴烈(パク・ヨル)夫婦の日本天皇暗殺未遂事件(1923年)、義烈団団員逮捕事件(1923年)、日本皇居に爆弾を投げた金址燮(キム・ジソプ)義士の「日本天皇弑害未遂事件」(1924年)など、朝鮮独立闘士たちの弁護をほとんど受け持った。

彼は特に、1919年の3・1運動の時、「朝鮮独立運動に敬意を表する」と言う論文を発表し、弁護士資格を停止されたこともある。

一方、鄭代表は1930年代後半、故布施氏の日本東京の自宅に泊まった韓国人留学生たちの名簿である「布施リスト」を公開したこともある。故布施氏が朝鮮人たちを弁護したため投獄され、弁護士資格まで停止されると、当時、日本の朝鮮人留学生たちが経済的困難を軽減するために彼の家で下宿するといって押し寄せたという。

今回の募金行事に基金を出した李ギョンヒョン氏(46)は、「過去の日本に対する良くない記憶だけ持っていたが、日本人弁護士が韓国の人々を献身的に助けたという事実に驚いた」と述べる。

鄭代表は今回の行事で約300万ウォンを募金し、知り合いたちに頼んでお金をもう少し集めて日本に伝達する予定だ。

渡辺韓日文化交流協会会長は、「最近、韓流熱風で多くの日本人が韓国を親しく感じている。今回の行事で愛を分け合う韓国人たちの温かい心に感動するはずだ」と語る。



鄭世鎭  mint4a@donga.com