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巡査試験、「空咳」で不正行為

Posted December. 31, 2004 23:22,   

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最近、物議を起こした大学修学能力試験不正行為に続いて、国家公務員である巡査公開採用試験でも受験者たちが組織的な不正行為をして合格した事実が明らかになり、波紋を投げかけている。

大邱(テグ)地方警察庁は、巡査公採試験場で、お互いに事前模擬して答を取り交わした疑いで、昨年12月31日、巡査教育生のオ氏(30)、チョ氏(30)、チョン氏(30)とチェ氏(28・無職)の4人に対し、拘束令状を申請した。

警察によれば、4人は公務員試験予備校で知り合い、昨年7月11日、大邱の某高校で実施された巡査公採試験で、「秒針のある腕時計」と「空咳」を利用して答を取り交わした疑いが持たれている。

4人は警察学概論など五つの科目で、1科目当たり20質問ずつ、計100質問が出題された客観式試験を受け、全体試験時間100分のうち60分間はそれぞれ問題を解いた後、25分は交代に各自が担当した科目の答を取り交わし、残り15分は答案紙を作成したという。

4人は、予め腕時計の秒針を一致させ、試験開始60分後の午前11時から、15秒当たり1質問ずつ計100質問の答を連続して取り交わすことを約束する緻密さをみせた。

4人のうち、チョ氏は2科目を、残り3人は1科目ずつを分担して答を知らせることにし、それぞれ担当した科目を集中的に勉強し、事前に数回にわたってリハーサルまでしたそうだ。

このような不正行為で、4人は筆記試験で中上位圏である平均76〜78点を受けた。

しかし、チェ氏は面接で脱落した。残り3人は昨年8月、中央警察学校に入校して24週間の新任巡査教育を受けており、2月11日、警察公務員として正式任用される予定だった。

警察は、「巡査公採試験に不正があった」と言う情報提供によって、受験者たちの答案紙を精査した。その結果、4人が作成した答案紙の20質問に同一な誤答が表記されていたことを確認し、一線警察署で現場実習を受けている4人を追及した結果、犯行の全容について自供を引き出した。

警察は3人の合格を取り消し、さらに関与者がいるかどうかを調べている。



鄭榕均 cavatina@donga.com