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「光化門」看板の取替え強行へ…文字復元で日本東大資料に期待

「光化門」看板の取替え強行へ…文字復元で日本東大資料に期待

Posted February. 15, 2005 23:02,   

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文化財庁は、賛否両論が対立している光化門(クァンファムン・景福宮の正門)の看板取替えを強行することを決め、看板に書かれる文字を誰の字にするかは文化財委員会の判断に任せることにした。

同庁が文字の候補として検討しているのは、△朝鮮王朝末期、光化門が建て直された当時の看板を書いた任泰瑛(イム・テヨン)の筆跡△金膺顕(キム・ウンヒョン)などの現役書道家の筆跡△朝鮮王朝の木版活字で最も優れているといわれる甲寅字(1434年)△朝鮮王朝の第22代王である正祖の筆跡△朝鮮王朝の名筆として名を馳せた韓石峰(ハン・ソクポン)の筆跡△書画に優れた朝鮮王朝の政治家金正喜(キム・ジョンヒ)の筆跡△朝鮮王朝の儒学者である李退溪(イ・テゲ)の筆跡など。

兪弘濬(ユ・ホンジュン)文化財庁長は15日、ソウル市内のコリアハウスで行った記者懇談会で、1910年代の光化門の写真を使って任泰瑛の筆跡による看板の復元を進めていることを明らかにした。

文化財庁は1916年頃に撮影されたものとみられるもので、国立中央博物館所蔵のガラス原版の光化門写真に写っている看板の部分をデジタル技術で復元し、文字の輪郭を確認した。同庁は今後2ヵ月間ほど作業を続ければ、より鮮明な文字が得られると期待している。

兪庁長は「日本の東京大学に、1902年に撮影された光化門写真のガラスフィルムが保存されていると聞いているが、それがあれば完璧な復元が可能になる。朝鮮総督府時代のフィルムを10万枚以上も保有する東京大学に協力をお願いし、文化財庁の職員を送ってそのフィルムを見つける考えだ」と話した。

兪庁長は「そもそも文化財の復元とは、原状回復が原則であるため、デジタル判読による復元により期待がかかる。時間が必要で、独立60周年を迎える今年の独立記念日(8月15日)に間に合わなくても、きちんとした復元にしたい」と述べた。

兪庁長さらに、1865年の景福宮再建当時の工事日誌である『景福宮營建日記』を公開した。同日誌によると、光化門に掲げられていた看板の字は、当時の訓練大将で景福宮再建の責任者であった任泰瑛が書いたものと記録されている。これまで景福宮再建当時の看板は、朝鮮王朝末期の名筆である丁學𨥉(チョン・ハクキョ)が書いたものとされていた。

当初、文化財庁は3月に文化財委員会を開いて光化門の看板を取り替えるかどうか決める予定だったが、デジタル復元作業をする必要があるため、文化財委員会が開けるのは早くて5月になるものとみられる。



權宰賢 confetti@donga.com