この大会は、MITが米国のベンチャー企業などの後援を受け、毎年開くベンチャー起業大会で、世界各国の大学教授や実業家らが参加し、優秀なベンチャー事例、起業環境などを発表する場だ。
今年で8回目である今回の大会には、世界35ヵ国50大学あまりから300人が参加しており、ソウル大学をはじめ、米国のMIT、英国のケイムブリッジ大学、日本の慶応大学など、10チームあまりが主題発表を行った。
ソウル大チームは、昨年偶然の契機で同大会に参加し、韓国で5年間進めてきた「ソウル大ベンチャー起業競進大会」の運営システムを紹介したのがきっかけとなり、今年公式に招待されることになった。
ソウル市の後援で行われているソウル大のベンチャー起業競進大会は、今年も9、10月ごろに第6回大会を開く予定だ。
SNUSVは、大学生のベンチャー事業家として有名なインターネット・ゲーム会社「ゲームビル」の宋秉峻(ソン・ビョンジュン)代表と教育コンテンツ会社「イトゥス」を設立した李飛虎(イ・ピホ)取締役などを輩出したサークルだ。
4人のメンバーとともに大会に出席した朴ソッギョン(20・西洋画科)SNUSV会長は、「技術力とアイディアにおいて韓国がどれくらい進んでいるものか実感できた。私たちの主題発表が終わったら、10人あまりの質問攻めが続くなど、大きな興味を示した」と伝えた。
サークルの副会長である金ヒョンテ(21・動物生命工学部)氏は「ささやかなアイディアを大きなアイディアに発展させ、またこれを起業に結びつけ、持続的に管理するシステムが発表される際にはもっともうらやましいという感じがした」と述べた。
jaykim@donga.com