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第2次バッドバンク、5月にスタート 成功は疑問

第2次バッドバンク、5月にスタート 成功は疑問

Posted April. 05, 2005 23:05,   

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政府の生計型信用不良者(多重債務者)の支援対策によって、個別金融会社の不良債権を買い入れてまとめて返済してもらう第2次バッドバンクの「ヒマンモア(韓国語で希望集めの意)」が5月初めに稼動される。

まじめに借金を返す意志のある信用不良者に対しては利子の負担を減らし、返済期間も7〜8年へ延長する計画だ。一般の信用不良者のためのバッドバンクは、昨年5月に発足した「ハンマウム(韓国語でひとつの心という意)金融」が先輩格になる。しかし、ハンマウム金融は債務者の延滞率がだんだん高くなっているため、所期の目的を達成しにくいというのが大方の見方だ。

ヒマンモアも金融会社の参加が低調な上、信用不良者の反応も低いため、早くから実効性が疑問視されるという指摘が出ている。

▲高くなる一方のハンマウム金融の延滞率〓2社以上の金融会社に合計5000万ウォン以下の債務を抱えている信用不良者180万名のうち、元金の3%を先に支払って、8年にかけて元利金をきちんと返済するという条件でハンマウム金融に債務再調整を申請した信用不良者は17万6000人余り。

3月末現在、ハンマウム金融の延滞率は19%(金額基準)で1月末の16%、2月末の18%に続いて引き続き増加する傾向だ。申請者のうち、1万2000人余りは3ヵ月以上延滞すれば「退出」されるという約定に従って、対象から外された。

ハンマウム金融の関係者は、「申請者が毎月返済しなければならないお金が初期は月平均10万〜20万ウォンだが、毎月少しずつ増える構造になっているため、延滞率が50%まで高くなる可能性もある」と述べた。

▲ヒマンモアは違うだろうか〓ヒマンモアに対する見通しは、ハンマウム金融より悲観的だ。ハンマウム金融の時は620の金融会社が参加(不良債権売却)したが、今度は45社に過ぎない。

ヒマンモアが不良債権を買い入れる価格が債権金額の4.08%に過ぎないためだ。これはハンマウム金融の平均買い入れ価格(7.9%)に大幅に及ばない数値だ。

単位農協や信用協同組合などはいずれも参加を拒否した。相互貯蓄金融も112社のうち、5社のみが参加する。

ハンマウム金融とは違って、別々に申請を受け付けず、信用不良者の自活意志と関係なく自動的に債務再調整の対象になるため、延滞率も高くなる見通しだ。

ヒマンモアの債務再調整対象は100万名余りで、債務額は10兆ウォンに達するものと推算される。

韓国金融研究院の林炳迵(イム・ビョンチョル)研究委員は、「第2次バッドバンクを通じて信用不良者にもう一度チャンスを与えるのは望ましいが、自立の意志のある信用不良者がどれぐらいいるかは疑問だ」と述べた。



sublime@donga.com