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日本、「韓中の教科書に問題あり」と逆攻勢

日本、「韓中の教科書に問題あり」と逆攻勢

Posted April. 25, 2005 23:19,   

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日本の外相が、韓国と中国の国定教科書制度と内容を問題視して、「歴史教科書歪曲」問題を取り上げた。このような居直りの反応は、最近の中日首脳会談とアジア・アフリカ首脳会議で、日本側が言及した「反省」の真意を疑わせるものだ。

また、日本人の70%以上が、歴史に対する反省とこれに伴う行動を求めた中国側の主張に、「納得がいかない」という反応を示している。

▲教科書逆攻勢〓町村信孝外相は24日、日本の公営放送であるNHKと民営放送テレビ朝日に相次いで出演し、「中国の反日教科書の内容を検討し、中国に改善を要求する方針だ」と明らかにした。

さらに、「中国と韓国の歴史教科書は、国定教科書の1種類しかない。このような馬鹿なことがあるか」と批判して、韓国に対しても同様の問題を提起する意思をほのめかした。

同日、町村外相は、「中国の唐家璇国務委員が18日の会談で、『中国には反日教育がまったく存在しない。中国の教科書などに意見があれば、出していただいて構わない』と言った。日本側として指摘すべき内容を伝える」と述べた。

このような逆攻勢は、小泉純一郎首相が中日首脳会談で、中国の胡錦涛国家主席に反日デモの被害に対する謝罪と賠償を言及さえできなかったことで、「外交的敗北に喫した」という世論批判が起こったため、これを希薄させる意図と見られる。

▲世論も頑固〓25日、朝日新聞が報じた独自の世論調査結果によると、胡錦涛主席が小泉首相に「歴史問題に対する反省を実際の行動で示さなければならない」とし、靖国神社参拝の中止を間接的に求めたことに対して、71%が「納得できない」と回答した。

中国の反日デモの背景については、「中国の歴史教育が影響を及ぼした」という意見が80%にのぼり、日本国民の最近の歴史認識を反映した。

一方、小泉首相の靖国神社参拝については「中止した方がいい」と答えたのが、昨年11月の調査時には39%だったのに比べて、48%に高まった。これは侵略に対する反省の意思というよりも、外交関係の障害物を一旦とり除かなければならないという現実的判断が作用した結果と見られる。



hanscho@donga.com