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サンショウウオの新種発見 アジアでは初めて

サンショウウオの新種発見 アジアでは初めて

Posted May. 04, 2005 23:17,   

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サンショウウオの新しい種が発見された。

このサンショウウオは、米州大陸や欧州の一部地域にすむ米州サンショウウオ科に属するが、新しい種であるだけでなく、それより大きな分類範囲である「属」でも新しいことが判明し、世界の生物学界から注目を集めている。

ソウル獣医学部・韓国野生動物遺伝子銀行のミン・ミスク(43)博士と仁荷(インハ)大学生物学科の梁瑞榮(ヤン・ソヨン、71)名誉教授は、米国バークレー・カリフォルニア大学動物学科の研究チームとの共同で、サンショウウオ新種を韓国で初めて発見したことを、4日明らかにした。この内容は、英国で発行される世界的な科学専門誌「ネイチャー」電子版にも5日紹介される。

研究者たちが「コケサンショウウオ」と名付けたサンショウウオは、両生類だが、子どものときから樹の下や地表面にすみ、肺がなく、皮膚で呼吸をするのが特徴。

コケサンショウウオは、全国16の山間地域で、コケが生えやすい岩の下に10匹あまりずつで集団生活をしていることが確認された。

体長は4cmほどで、背中が黄褐色か赤色を帯びていて、岩の周りで生活しているため、他のサンショウウオに比べて足指の骨が短くて固い。

ミン博士は、「2003年4月、米国人教師のスティーブン・カーソン氏が大田(テジョン)のチャンテ山で珍しいサンショウウオを見つけたと連絡をしてきて、調査を始めた。遺伝子と形態を分析した結果、アジアでは発見されていない米州サンショウウオの一種であることが確認された」と話した。

コケサンショウウオの学名は「Karsenia Koreana」と決めたが、カルセニアは最初の発見者であるカーソン氏の名前から取ったという。



wolfkim@donga.com