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バイオ工学の大物2人が連携

Posted May. 18, 2005 22:30,   

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ソウル大の黄禹錫(ファン・ウソク、52)教授が、世界で初めてクローン羊「ドリー」を誕生させた英国のイアン・ウィルムット博士(60)と今年10月、共同研究協定を締結する。英国の天才的な物理学者スティーブン・ホーキング博士がかかっている「ALS(筋委縮性側索硬化症)」を征服するためだ。

英国を訪問中の黄教授は18日、東亜(トンア)日報との電話インタビューで「17日午後、2時間にわたってロスリン研究所とエジンバラ医大で、ウィルムット博士が率いる研究チームと会議を開いた」とし、「10月にウィルムット博士が韓国を訪問し、ALS治療に向けた研究協定を正式に締結することになるだろう」と伝えた。ウィルムット博士は先月4日に訪韓し、黄教授チームに共同研究を正式提案していた。

昨年、黄教授チームが世界で初めて複製されたヒト胚から幹細胞を得る実験に成功したが、そうした研究成果をALS治療に利用するためだ。共同研究では、ALS患者の細胞を複製して幹細胞を確保し、それを患者に移植する「細胞治療」が試みられることになる。

ALSは、運動神経と筋肉が退化する神経退行性の疾患であり、人類が征服しなければならない重要な難病のひとつだ。黄教授は「共同研究の成果に対する知的財産権など法律的問題について、近く合意できるだろう」とし、「韓国の幹細胞技術で、難病をひとつずつ征服していく計画だ」と話した。



wolfkim@donga.com