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南海岸で赤潮主犯の新しい生物を発見

Posted May. 31, 2005 06:45,   

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国内研究チームが南海岸の海域で新しい種類の赤潮原因生物を見つけた。

ソウル大学海洋研究所の赤潮研究センターは、慶尚南道馬山(キョンサンナムド・マサン)海域で採集した赤潮原因生物の遺伝子(DNA)を分析した結果、今まで知られていなかった新しい種を見つけて、最近、国際学界から認証を受けたと30日明らかにした。

研究チームは、この生物の名前を世界的な海洋生態学者であるダイエン・ステッカー(米メリーランド大学)教授の名前と「他の赤潮生物を殺す」という意味のラテン語「アルジシダ(algicida)」を合わせて「ステッカーリア・ルジシダ」にした。

今度の研究結果は、国際的に有名な学術誌である「国際原生動物学会誌(JEM)」7月号に、この種の生態的特性に対する論文は「海洋生態学(MEPS)」8月号にそれぞれ掲載される予定だ。

ソウル大学研究チームが見つけた赤潮原因生物は、米国で水産業に莫大な被害を及ぼし、人名被害までもたらして恐怖の赤潮原因生物で知られていた猛毒性ピステリアと大きさ及び形が似ている。

国内では去年6、7月二度にかけて慶尚南道巨済(コジェ)〜馬山沖合で大規模赤潮が発生して漁民に1億ウォン余りの被害を与えた。

赤潮研究センターの鄭海鎭(チョン・ヘジン、地球環境科学部)教授は、「ステッカーリアアルジシダは海水1cc当たり2万個まで繁殖が可能で特に魚類の細胞を吸いこんだ後、食べる特徴があって魚類斃死まで起こすかを研究している」と話した。

また、鄭教授は「赤潮を起こす生物が国際船舶の均衡数(船舶の均衡を維持するために船の下に盛っておいてから排出する水)を通じて世界各国に広がっている」とし「海水面の温度が上がる夏に赤潮が拡散する可能性が大きいため対策作りが必要だ」と話した。

一方、韓国海洋研究院・海洋生命工学センターの金尚珍(キム・サンジン)、李廷賢(イ・ジョンヒョン)博士チームは去年3月、赤潮原因生物を殺す新種の細菌を見つけて「コルディア・アルジシダ(Kordia Algicida)」に名付けた後、2ヶ月後に英国微生物学会の学会誌に紹介した。



金栽瑩 jaykim@donga.com