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鄭統一部長官「米朝の相互不信が深刻」

Posted July. 05, 2005 02:30,   

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北朝鮮核問題解決に向けた6者協議再開問題を協議するために米国を訪問した鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官が、チェイニー副大統領ら米政府高官から新しい対北メッセージを引き出すことに失敗したことが伝えられた。

先月30日から今月3日まで米国を訪問した鄭長官は4日、ソウル世宗路(セジョンロ)の政府中央庁舍で開かれた記者懇談会で、「北朝鮮は米国に対する極度の恐怖と不信を、米国は北朝鮮に対する深刻な不信と憂慮を抱いている」と述べ、米朝の相互不信を狭めることができなかったことを示唆した。

鄭長官はまた、「チェイニー副大統領が鄭長官の発言を真剣に傾聴したということは、韓国側の立場を受け入れたということなのか」と問う質問に、「必ずしもそうではない。(チェイニー副大統領は)確固な見解と観点を持っている」と話した。

鄭長官はチェイニー副大統領に対して、先月の訪朝結果及び北朝鮮に対する重大提案について説明したという。

さらに、「米国はもう少し明確に北朝鮮を交渉相手と認めて、『より直接的なメッセージ』を伝える必要があり、北朝鮮も米国を認めて尊重しなければならない」と話した。これは、北朝鮮が要求している、「圧制の拠点(outposts of tyranny)」発言を米国が取り消すか、これに謝罪するレベルの意思表現が必要だという意味と解釈される。

これに先立ち政府のある高官は、鄭長官の訪米直後に本紙との電話インタビューで、「現在の雰囲気では、米国が圧制の拠点という言葉を撤回するか、(これに関して)謝罪する状況ではなさそうだ」とし、米国内強硬派の北朝鮮に対する認識に何ら変化がないことを明らかにした。



taewon_ha@donga.com