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「ロボット・テコンV、日本から韓国を守れ」

「ロボット・テコンV、日本から韓国を守れ」

Posted October. 22, 2005 10:30,   

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テコンV、韓国を守れ!

韓国のロボット・テコンVが日本のロボットと闘った。先月17、18日、日本の岐阜県高山で開かれた第8回「日本ROBO−ONE大会」でのことだ。テコンVは、ロボット開発ベンチャー企業「ミニロボット」のチョン・ヨンス課長(36)が開発したロボット。ROBO−ONE大会は、人間のような二足歩行のロボットが格闘する大会だ。

EBS教養番組の「ロボットパワー」(毎週金曜日夜8時5分)が「日本ROBO−ONE大会特集」を放送する。先月ROBO−ONE大会に参加した韓国ロボットの活躍をカメラに収めたもの。21・28日、11月4日の3回にわたって放映される。

156の参加チームのうち、日本が90%。台湾や米国、カナダのロボットも出場した。個人技を評価する予選で、テコンVは字を書く個人技を披露した。舞台裏で「スィッチをきちんとつけることができるかどうか・・」と緊張していたチョン課長は、舞台に立つと落ち着いた様子だった。

チョン課長の操るテコンVは、ウォーミングアップをして字を書いた。2002年のROBO−ONE大会のスタート以来、これまで字を書く技術は見られなかった。テコンVは称賛され、本選に進出した。本選の競技を前に、チョン課長が語った切り札は「慎重さと安定した競技」。

まず、1対1の競技だ。素早いパンチでベスト16に進出し、すきをついてベスト8に入った。準々決勝で対決した相手は、日本国内のロボット大会で何度も優勝したロボット・ダイナマイザーだ。テコンVとダイナマイザーの闘いは延長戦までもつれこんだが、勝負はつかなかった。ロボット大会史上類例のない再延長戦となった。結果は無念にも敗北。

「少し緊張もしたし…よくわかりません。少し落ち着けば、後で…」

それでもチョン課長は気を落とさなかった。ベスト16に入ったロボットが2組に分かれ、8つのロボットが一度に闘う「ランブル戦」があるためだ。相手はみな日本のロボット。熾烈な格闘の末、日本のロボットをすべて倒して優勝したロボットは、韓国のテコンVだった。

「速く走る能力を開発しなければならないと思いました。これからも頑張ります」

チョン課長は、こう感想を述べた。韓国ロボット産業の底力を見せ付ける瞬間だった。



kimjy@donga.com