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米下院委員長、「靖国参拝は遺憾」と日本政府に書簡

米下院委員長、「靖国参拝は遺憾」と日本政府に書簡

Posted October. 24, 2005 03:03,   

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北朝鮮核問題や韓米同盟に対して、厳しい内容のメッセージを投じる「書簡外交」をしてきたヘンリー・ハイド米下院国際関係委員長が、今回は日本の小泉純一郎首相の靖国神社参拝を批判する手紙を書いた。

ハイド委員長は、加藤良三駐米日本大使宛てに送った20日付の書簡で、「靖国神社は、第2次世界大戦の主要戦犯たちが合祀された所だ」として、「日本政府関係者の繰り返される神社参拝は遺憾だ」と述べた。

そして、靖国神社を「(戦犯合祀のため)第2次大戦の未解決な歴史の象徴であり、太平洋戦争を生んだ軍国主義性向の象徴になった」と規定した。神社には、A級戦犯14人と、B・C級戦犯約1000人の位牌が保管されている。

委員長の書簡は今年7月、米下院が全体会議で全会一致で採択した「対日本勝利60周年」決議文に続き、日本政府の歴史忘却行為を指摘する2番目の努力と見られる。

米政府はこれまで、議会と違って、同盟国である韓日間の歴史問題に中立的な態度を堅持してきた。トーマス・シーファ駐日米国大使が20日、日本の新聞とのインタビューで、「(神社参拝は)韓国、中国に大きな憂慮になっている」と慎重に言及したのが、異例に思われるほどだ。

ハイド委員長は今回の書簡で、ダグラス・マッカーサー将軍の名のもと、東条英機元首相を戦犯として有罪判決した「東京戦犯裁判」の正当性を強調した。「(ドイツ)ニュールンベルク戦犯裁判と同様に、東京戦犯裁判も『勝者だけの正義』ではなかった」と言及したのだ。

ここには、戦犯裁判は戦争勝者の論理であり、承服できないとする日本の一部右翼グループの主張に反論する一方で、ニュールンベルク判決に承服したドイツの成熟した態度と比較しようとする意図もうかがえる。

イリノイ州出身で当選16回のハイド委員長は、第2次大戦当時の1944〜45年、マッカーサー将軍の指揮のもと、フィリピン海戦に参戦したことがある。



srkim@donga.com