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急がれる理工系人材育成

Posted October. 29, 2005 03:14,   

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政府の度重なる理工系人材育成の約束にもかかわらず、世界最高水準を誇る技術人材の現場離れが深刻になっている。

28日に東亜日報が入手した2005年度の技能奨励金支給の現況によると、歴代国際技能オリンピック大会の受賞者10人中2.5人が、自分が保有している技能とは関係のない他の分野に携わっていることが明らかになった。

韓国は、初めて参加した1967年のスペイン・マドリードの技能オリンピック以来、今年まで、金メダル234名、銀メダル108名、銅メダル76名の計418名のメダルリストを輩出し、14回も優勝するなど、「技術コリア」の名声を世界に響かせた。

しかし、メダルリストのうち、1年間同一の分野に従事しなければならないという条件を満たし、今年の技能奨励金の支給対象者になった人は317名で、全体の75%にとどまった。

技能・技術者に対する韓国社会の冷遇と政府の無関心は、彼らの挫折と理工系への忌避を深化させ、国家競争力の源泉である製造業の基盤を崩しかねないという深刻な懸念を生んでいる。

技能オリンピック受賞者への奨励金の財源である技能奨励積立金は、当初500億ウォン規模を目標に出発したが、政府の投資中断で現在100億ウォン余りしか残っておらず、枯渇の危機に直面している。

技能資格所持者を優先的に採用する技能奨励法も勧告規定にとどまり、有名無実化している。

政府は今年初め、技能大学教授の採用にあたり、学歴にとらわれず名人や技術職人を選抜すると発表したが、彼らの中から採用された例はない。

技能・技術者に対する冷遇は実業系高校の危機につながっている。先月、教育人的資源部の国情監査資料によると、実業系高校生は1995年のおよそ91万1000人から、今年の50万人へと急減した。

釜山(プサン)大経営学部の鉠永福(チョ・ヨンボク)教授は、「技能・技術者に対する冷遇は瞬時に国内製造業の危機を加速する恐れがある」と警告した。



kkh@donga.com bae2150@donga.com