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香港、韓国デモ隊600人を逮捕

Posted December. 19, 2005 03:04,   

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第6回世界貿易機関(WTO)閣僚会議が開かれた香港で、WTOに反対する「遠征デモ」を行なった韓国人約600人が、現地警察に逮捕された。

韓国人が海外でデモをして逮捕されたり、香港で数百人の外国人が強制連行されたりしたことは、史上初めてだ。

香港警察は閣僚会議の閉会日である18日、香港コンベンションセンター周辺で前日夜から警察と衝突した韓国デモ隊など、約900人を強制連行した。

香港当局は、記者や香港住民などを除く約700人(韓国人約600人を含む)を警察署に収容し、裁判のための取り調べを始めた。

デモの過程で警察17人、デモ隊67人の84人が負傷したが、重傷者はいないもようだ。

これに先立ち、全国農民会総連盟(全農)、全国民主労働総合総連盟(民主労総)、韓国大学総学生会連合(韓総連)などの韓国デモ隊1500人は、外国人デモ隊約200名とともに17日午後、ビクトリア公園から閣僚会議場の香港コンベンションセンターまで行進し、「反WTO」デモを行なった。

コンベンションセンターに到着したデモ隊は、鉄パイプやプラカードで激しいデモを行ない、警察はこん棒と催涙弾で対抗した。香港で催涙弾が登場したのは、1967年の反英暴動以来のことだ。

アンブローズ・リー香港保安局長は17日夜、緊急記者会見を開き、「デモ隊が香港の治安と秩序を乱した」とし、厳正な対処方針を明らかにした。

連行されたデモ隊は基礎的な取り調べを経て、2日内に裁判を受ける予定だ。大半は追放されると見られるが、一部は拘束される可能性も排除できない。

韓国デモ隊の関係者たちは、「香港警察が連行の過程で、デモ隊を殴ぐるなど人権侵害をした」と主張した。

韓国政府は、李揆亨(イ・ギュヒョン)外交通商部第2次官を19日に香港に送り、連行者の処理問題を協議する方針だ。

一方、今回の閣僚会議は、輸出補助金の撤廃などに対する一部の合意もあったが、市場開放の原則を確認するにとどまり、明確な成果なく終わった。



libra@donga.com