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エジプトにも韓国語ブーム

Posted February. 24, 2006 03:06,   

한국어

中東地域で初めて韓国語科を開設したエジプト・カイロのアインシャムス大学で韓国語ブームが起きている。昨年9月、同校の外国語学科としては13番目に設けられた韓国語科は、5カ月後には人気学科に浮上した。

校内では「アンニョンハセヨ(こんにちは)」という韓国語の挨拶をよく耳にすることがある。今月初旬に二学期をスタートした学生の口から、いつのまにか韓国語の挨拶言葉が自然と出るようになったからだ。一学期に韓国語科の主任教授を務めた朴ジェウォン教授は「韓国語科の学生は、最初の学期中に全てのハングル文字をマスターし、読み取り・書き取りが可能になった」と紹介した。

同学科の学生33人は20日、エジプトの韓国大使館が設けた学習資材の寄贈式に出席し、韓国語を習った所感と未来の夢について語った。韓国語で自己紹介をしてみるようにとの注文に、先を競ってこれまで学んだ韓国語の実力を自慢したりもした。学生らは、韓国語の最もむずかしい部分は聞き取りと文法であり、文字は習いやすいと口を揃える。

韓国語科では、朴教授のほかに同教授夫人の金ジュヒ氏、韓国国際協力団のボランティアメンバーとして派遣された李ユンジン、アン・ウニョン氏らが韓国語を教えている。

同校のガミリ言語学部長は23日、電話インタビューで「授業がとても順調に行われている」とし、「両国間の経済交流が増え、エジプトに進出した韓国企業への就職を希望する学生らが多く、韓国語科専攻は人気が高い」と話した。また彼は「近く『韓国文化の日(Korean Culture Day)』などといった行事を行う計画だ」と付け加えた。

駐エジプト韓国大使館の崔勝浩(チェ・スンホ)大使はエジプトでの韓国語ブームについて、「04年に『秋の童話』と『冬のソナタ』など韓国ドラマがエジプトで初めて放送され、家族関係と礼儀を重視する韓国人の姿が、深い印象を残した」とし、「そうした背景も、若年層で韓国語への関心が高まるきっかけになった」と説明した。



pisong@donga.com