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貨物列車の85%がストップ…産業界の物流に赤信号

貨物列車の85%がストップ…産業界の物流に赤信号

Posted March. 03, 2006 09:33,   

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鉄道ストライキの2日目を迎える2日、貨物列車の運行率が普段の18%台まで落ち、産業界が「深刻な物流日程の狂い」を訴えている。

とりわけ、鉄道輸送の依存率が高いセメント、石炭、原油など原料関連会社とタイヤと家電メーカーらは、納期の遅延などを懸念し、いらだっている。

輸送物量の約20%を鉄道に頼っているセメント業界は、すでに輸送日程が狂いはじめた。

セメント生産会社が密集している忠清北道丹陽(チュンチョンブクド・タンヤン)と堤川(ジェチョン)地域は、同地域鉄道組合員の半分以上がストに加わり、貨物列車の運行が1日98回から14回へと落ち込んだ。

セメント会社も、鉄道の輸送分をトラックなど陸路輸送で緊急に代替しているものの、1回当たりの輸送物量が鉄道に比べて30〜40%のレベルにすぎず厳しい状況だ。

鉄道が輸送物量の13%を消化しているコンテナもやはり問題が深刻だ。

首都圏と釜山(プサン)港、光陽(クァンヤン)港をつなぐコンテナの列車運行が1日42回から22回へと半分くらいに減り、1000TEU(1TEUは長さ20フィートのコンテナ1個)のコンテナを運べずにいる。

コンテナは大きなタイヤや家電製品などの主な運送手段との点から、輸出への打撃が見込まれる。実際、タイヤの場合、輸出物量の30%をコンテナに依存している。ウォン高−ドル安が急激に進み、困惑していた輸出業界を、さらに厳しい状況に追い込んでいるわけだ。



changkim@donga.com