「最近、フランスのあるテレビはビデオアーティスト、ナムジュン・パイク（白南準）の死去を伝える際、ナムジュン・パイクを日本人として紹介した。フランス在住韓国人らは指揮者・鄭明勳（チョン・ミョンフン）氏を中国人だと思っているフランス人にしばしば出会う。三星（サムスン）携帯電話の人気が大人気を博しているが、多くのフランス人がサムスンを日本の企業と思っている」。
フランスで暮らしていると体験するようになる笑えないハプニングだ。韓国をそれだけ知らないという話である。
先月２７日にフランス語圏の地域を対象に韓国を知らせるサイト「ラ・コレ（www.lacoree.fr）」が開設された背景には、そうした現実がある。同サイトの運営責任者李スンユ駐フランス大使館広報官は「インターネットに英語でできた韓国関連資料は多いが、フランス語の資料はまれで、全世界の１億３０００万にのぼるフランス語使用者を対象にした広報がとくにぜい弱だった」と指摘した。
李広報官は、サイト運営のために韓国人が代表を務める広告イベント企画会社・イルコミュニケーション（イルコム）をパートナーに選んだ。韓国語の資料をフランス語に翻訳する専門家、フランス内の韓国関連ニュースを取材し、記事を作成する記者などチームメンバーは計１０人。イルコムの金ミジョン代表は「グーグルフランス、ヤフーフランスなどといったポータル大手の主要サイトに登録されるよう努めている」と伝えた。
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