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成長率、今年度も低下傾向 KDIが展望

成長率、今年度も低下傾向 KDIが展望

Posted April. 17, 2006 07:20,   

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「えっ?もう下がるの?」

16日、韓国開発研究院(KDI)が発表した「経済展望報告書」に対して、大半はこのような反応を見せはしないだろうか。2006年の半期別経済成長率が、第1四半期(1〜3月)6.2%に(前年同期比)成長した後、第2四半期(4〜6月)5.8%、第3四半期(7〜9月)5.1%、第4四半期(10〜12月)4.4%と引き続き低下する展望となっているからだ。景気が好転するのかと思われていたところへ、今年も下り坂ということだ。

原油価格の高騰と消費の伸び悩みで、現在の景気回復の基調が長引くかどうか不透明ということだ。下半期に景気が天井をついた後、萎縮する可能性も排除できないという診断だ。

KDIは今年の国内総生産(GDP)成長率を当初5.0%から5.3%に上方修正した。第1四半期の6.2%という高成長率で力を得た。

しかし、今年の経常収支黒字は41億ドルにとどまると予想した。昨年の黒字規模に比べ125億ドル、当初の展望値に比べ83億ドルが及ばない規模だ。ウォン高と原油価格上昇など、貿易条件が悪化したためだ。

消費拡大とともに現在の景気上昇をけん引している輸出も、引き続き良好かどうかは未知数だ。米国と中国の経済成長基調が鈍化する可能性もあり、現在のように輸出も好調ぶりが続くかは不透明だと、KDIは指摘した。

このような景気鈍化の可能性に対して、財政経済部(財経部)は「ダブルディップの可能性は少ない」と予想した。

最近の経済状況は、輸出に依存していた04年とは異なって、内需と輸出がバランス良く回復しており、景気が短期間に急激に下落傾向に変わる可能性は相対的に低いという説明だ。

しかし、財経部も原油価格とウォン高など対外環境が不利に展開すれば、景気回復も鈍化しかねないということを否定はしない。

現在の景気好調が続くためには、投資も引き続き増加しなければならないというのが、KDIの診断だ。

通貨政策に対しては、景気を勘案し低金利基調を変更するという基本方向は維持するものの、金利引上げ時点は物価を考慮し慎重に選択しなければならないと話した。



sublime@donga.com