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ミシェル・ウィー、韓国語で徹し親近感アピール

ミシェル・ウィー、韓国語で徹し親近感アピール

Posted May. 04, 2006 08:29,   

한국어

「韓国プロゴルフ協会(KPGA)会長の資格でマリガン(ミスをして打ち直すこと)を一つ与える」。KPGA会長の朴三求(パク・サムグ)錦湖(クムホ)アジアナグループ会長がジョークを言うと、「ゴルフの天才少女」ミシェル・ウィー(17)の顔に笑みが浮かんだ。

3日、SKテレコムオープンプロアム大会が行われた仁川永宗島(インチョン・ヨンジョンド)のスカイ72GC。最初のホール(10番ホール)で強い風でウィーのドライバー・ティーショットが右側に偏ると、同伴ラウンドに出た朴会長は「マリガンを与える」と言って、和気あいあいした雰囲気を演出した。

朴会長はティーバックスに立ったウィーの姿を見て、「一昨年、タイガー・ウッズとラウンドする時、よく鍛えられた種馬のようだという感じたが、ウィーも全然ぜい肉がなく、体格と体型が完璧で、ゴルファーとして天が授けてくれた贈り物のようだ」と感嘆した。

還暦を迎えた昨年、アジアナCCで2回、1アンダーを記録したシングルハンディキャッパーの朴会長は、同日のラウンドで数回、ウィーよりドライバーショットを遠く飛ばす長打力を遺憾なく発揮したりもした。

▲下手だが韓国語を使いながら親密感を高め〓ミシェル・ウィーが行く先ごとに熱い関心が注がれる魅力の秘訣は何だろうか。彼女は、「多分、ボールを遠くへ打つからじゃないですか。背も高くてユニークだからそうかなあ」と言って笑った。特に、今回の韓国訪問では純粋さと率直な姿が新鮮だった。ハワイで生まれたウィーは、英語の代わりに時々尊敬語が間違ったり、誤った言い方にも屈せず、一貫して韓国語を使い続けた。英語を混ぜて使っていた3年前の訪問の時とは全然違う様子。彼女は自分の名前を「ミシェル」ではなく「ソンミ」と呼んでほしいと頻繁に要請した。

ウィーは、トッポッギ(韓国伝統のお餅を甘辛く煮込んだもの)、スンデ(豚肉の腸詰)、黒豚、ボサム(キムチと豚肉を野菜に包んで食べる料理)に三合(サムハプ(熟したガンギエイとキムチを濁り酒と一緒に食べる料理)まで食べるほど、土俗的な様子を見せ、馴染みの薄い海外同胞のイメージを崩して、親密感を高めた。このような様子は商品性の高いスターとして徹底した「現地化戦略」が添えられたようだ。

ミシェル・ウィーは昨年、日本ツアー・カシオワールドオープンの時は、学校で学んだ日本語で挨拶し、寿司、うどんのような地元の食べ物をよく食べると言って、好評を博した。中国語まで学んでいるウィーが中国へ行っては「ニーハオ」を連発するかも知れない。

▲200人が取材申請、ギャラリーも2万人以上になる見通し〓「ミシェル効果」ですでに入場券の前売りが2000枚に達しており、普段20人に止まった取材カードの申請も200人近くへ増えた。ギャラリーも例年の2倍が越える2万人ぐらいになると見られる。国境を越えて「ウィー風」をもたらしているウィーは、ワールドスターとしての真価を発揮している。



ssoo@donga.com kjs0123@donga.com