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過去最高値の1ドル=940ウォン割れ、原油も最高値更新

過去最高値の1ドル=940ウォン割れ、原油も最高値更新

Posted May. 04, 2006 08:29,   

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3日、ウォンードルレートは930ウォン台に下落(ウォンの価値上昇)し、韓国の原油輸入の大半を占める中東産ドバイ油は前日、1バレル=68ドル台に急騰し、またも史上最高値を更新した。

●ウォン高、8年半ぶりの最高値

同日、ソウルの外国為替市場で、ウォン相場は前日比5.8ウォン高の934.3ウォンで取引を終えた。1997年10月24日(929.5ウォン)以後、8年6カ月ぶりの最高値だ。

ウォン相場は先月24日、939.8ウォンで、しばらく930ウォン台までウォン高が進んだが、当局が介入し、その後、940ウォン台を維持してきた。最近のウォン高は、主要国金利の影響が大きいというのが専門家たちの分析だ。

米国が金利引上げ中断の可能性をうかがわせたうえ、欧州と日本が金利引上げを断行することと観測され、国際資本の米国流入が鈍化し、ドル安が続いているというのだ。

米国をはじめ先進7カ国(G7)が中国元などアジア通貨に対し切上げ圧力をかけていることも、ウォン高の要因として作用している。

●原油、「1バレル=100ドルまで上昇」の見方も

2日(現地時間)、ドバイ油現物価格は直前取引日(4月28日)比3.58ドル上がった1バレル当たり68.33ドルで取引され、先月24日の最高値67.48ドルをこえた。

ドバイ油価格は先月、8回も最高値を更新し、今月に入ってからも、引き続き上昇傾向を維持している。

ウェスと・テキサス・インターミディエート(WTI)現物価格も1バレル=74.55ドルで、前日比0.81ドル上がり、北海産ブレント油現物価格は1バレル当たり0.71ドル上がった74.45ドルで取引された。

金顯真(キム・ヒョンジン)三星(サムスン)経済研究所首席研究員は、「米国とイランの葛藤でホルムズ海峡が封鎖されれば、原油価格(WTI基準)が1バレル=100ドル以上に上昇する可能性も排除できない」と展望した。



smhong@donga.com sublime@donga.com