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セムピョ食品会長、「正しければ、長続きします」

セムピョ食品会長、「正しければ、長続きします」

Posted May. 05, 2006 03:18,   

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朴承復(パク・スンボク)セムピョ食品会長。

韓国の代表的な老実業家に数えられる朴承復会長が4日、ソウル中区小公洞(チュング・ソゴンドン)のウェスティン朝鮮(チョソン)ホテルで開かれた韓国能率協会主催の朝食会講演会で、「長寿企業の秘訣」を紹介した。

「今年は本当に私にとって意味深い年です。これまで企業を守ってきたという点で、特別な感じがします」

醤油、唐辛子味噌、味噌、酢などを作るセムピョ食品は今年で創立60周年を迎え、「セムピョ」は国民ブランドに定着した。会社は、58年間連続赤字無しの神話を記録している。

朴会長は26年間、韓国産業銀行と財務部などで勤めた生活を辞めて1976年に、父親の朴ギュフェ・セムピョ食品創業主から、家業を受け継いだ。

「こちらから先に社員たちに近づいていきました。構内食堂で社員たちと一緒に食事をしながら呼吸を合わせ、癌にかかった社員たちを個人的に丹念に支援し、健康を回復させたんです。私としては絶対忘れることのできない記憶です」

朴会長はまた、企業の環境が良くなれば多くが企業を確張したがるが、本人はそのような欲は見せずに食品事業に集中したと述べた。

朴会長は、韓国企業の環境を心配そうに診断した。

「原油高に労使関係の不安、企業に対する規制…。韓国の状況は『茫々たる大海で羅針盤なしに嵐にあって、方向を失った船』のようです。経営者たちは使命感を持って後世のためにも頑張り、挑戦しなければなりません」。講演会の雰囲気は、厳かで静かだった。

引き続き、後輩たちに向けたアドバイスが続いた。

「こういう時であるこそ、無能力な実業家は交替させることができるということを、念頭に置かなければなりません。これからは利益を最大化するために手段と方法を選ばない変則経営は淘汰されるしかないのです」

朴会長はまた「経営者はいつも模範を見せ、仕事が間違った方向に進むときに直言のできる参謀を置かなければならない」と強調した。老実業家の「お話」一つ一つがすべて、聴衆には「トップ長寿企業の秘訣」だった。

また、朴会長は健康を誇示しながら「酢の礼賛論」で、もう一度聴衆の心を掴んでいた。

「私は85歳だと思ったことがありません。自身の黒い髪は、色染めしたのではありません。20年間余り、風邪を引いたことがなく薬も飲んだことがありません。なぜでしょうか。毎日酢を飲むからです。ハハハ…」



jarrett@donga.com