中国からヒロポンを持ち込み、全国で販売していた麻薬密売組職と、ヒロポンを常習的に服用していた高位層の子弟らが、大量に摘発された。
ソウル地方警察庁の麻薬捜査隊は９日、中国からヒロポン３キロ（時価１００億ウォン）を持ち込んで販売した容疑（麻薬類管理に関する法律違反）で、李（３９）容疑者ら８人を拘束し、金（３７）容疑者を書類送検したほか、金（３４）容疑者ら中間売人２人を追跡捜査している。
また警察は、彼らから麻薬を買って服用した容疑で、ユク（３７・女）容疑者ら４人を拘束し、金（４３）容疑者ら１０人を書類送検、朴（４１）容疑者を指名手配した。
李容疑者らは昨年５月から、ヒロポンを雑誌の表紙につけたり、清心丸などに偽装したりして航空郵便で持ち込んだほか、商人を通じて密搬入していたことが明らかになった。彼らは、高速バスの小荷物や宅配などを通じて、麻薬を全国に販売していた。
投薬者の中には、元検察総長や元長官、大企業の元副会長などの高位層の子弟や主婦などが含まれていることがわかった。
警察は、「一味の一部は、拘束された麻薬事犯に面会する女性の中に麻薬中毒者がいることを知り、刑務所付近でその女性に捜査官だと嘘をついて近付いた。彼らは女性に捜査用だと欺いて麻薬をただで渡し、再び会って『逮捕する』と脅かして、麻薬の売人として利用した」と話した。
peacechaos@donga.com
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