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企画不動産会社のサムフングループ会長、詐欺の疑いで身柄拘束

企画不動産会社のサムフングループ会長、詐欺の疑いで身柄拘束

Posted May. 10, 2006 02:59,   

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韓国の企画不動産業界の「元祖」と呼ばれているサムフングループ会長の金ヒョンジェ(47)容疑者が9日、横領・脱税・詐欺などの疑いで拘束起訴された。検察は、現在の政府与党系関係者らと付き合いが深い金容疑者が横領した会社の245億ウォンのうち、使い道が確認されていない30億ウォンが政界に流れ込んだどうかを追跡中だと明らかにし、少なくない波紋が予想される。

ソウル中央裁判所刑事8部(部長車東彦)によると、金容疑者は忠清北道提川市(チュンチョンブクド・ジェチョンシ)、全羅北道茂朱郡(チョンラブクド・ムジュグン)、京畿道龍仁市(キョンギド・ヨンインシ)、利川市(イチョンシ)などの土地を安値で買い入れた後、偽の開発情報を引き合いに、投資者に平均5、6倍の価格で売って、2年間212億ウォンを騙し取った疑い(詐欺)が持たれている。

金容疑者は企画不動産会社のサムフンインベストなど系列5社から245億ウォンを引き出し、個人的に使った容疑(横領)と、売り上げを漏らす方法で約89億ウォンの税金を納めなかった容疑(租税漏れ)を持たれている。

検察はさらに、サムフンセンチュリー代表の朴容疑者ら系列会社の役職員7人を拘束起訴し、5人を在宅起訴した。

ソウル中央裁判所の金永哲(キム・ヨンチョル)1次長は、「金容疑者らは用途変更が不可能な林野などを1坪当たり2万〜5万ウォンで買い入れ、偽の情報で一般の人を騙して、1坪当たり37万ウォンで売り渡した。現在までに確認された被害者だけでも、約200人に達する」と述べた。

金容疑者は1990年代末、国内で初めて企画不動産業を手掛けたことで知られており、01年以後5年間、全国で20ヵ所余りの土地を売買して5318億ウォンの売り上げを上げたことが分かっている。

検察は金容疑者が横領した会社の資金245億ウォンのうち、215ウォンの使い道は確認したが、03年以後、会社の役職員の名義で無記名譲渡性預金証書(CD)の買い入れに使った30億ウォンは使い道が不明瞭だと発表した。

検察は金容疑者が金大中(キム・デジュン)政権当時、政府高官らと親しかった上、現政権では民主平和統一諮問委員、与党ヨルリン・ウリ党民生特別委員会委員を務めた点などから、同金額が不法政治資金に使われた可能性があるものと見て、調査を進めている。

金容疑者は横領した金額のうち24億ウォンを、自分が1999年ごろ買収した湖南毎日(ホナム・メイル)新聞に注ぎ込み、約50億ウォンは親戚や友達らに貸したり贈与したりしたことが分かっている。しかし、金容疑者は検察の捜査に対し、不法政治資金の提供について否認していると、検察は伝えた。



woogija@donga.com