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中国人民元1ドル=7元台に突入

Posted May. 16, 2006 03:00,   

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中国人民元の為替相場が15日、1ドル=7元台に突入した。

1ドル=7元台に突入したのは12年ぶりのことで、国際的なドル安がさらに加速化していることを意味している。

ドル安とニューヨーク証市市場の下落が響き、韓国などアジアの証券市場もそろって急落した。

中国中央銀行の人民銀行は同日、銀行間取引基準の為替相場を1ドル=7.9982元と告示した。人民元の為替相場は1994年1月に中国政府が為替改革を断行しながら1ドル=8.7元に調整して以来、今まで8元台を維持してきた。

地元の専門家たちは、「最近、人民元の域外先物為替相場が7.7〜7.8人民元まで元高が進んだことから、人民元の切り上げは継続する可能性が高い」と予想した。

この日、ドルに対する円相場も109.61円で1ドル=110円台を突破した。

国民(クンミン)銀行の盧相七(ノ・サンチル)外貨資金部課長は、「米国の莫大な貿易収支赤字を解決するためにはアジア通貨の切り上げは不可欠という認識が支配的だ」と言い「予見されたことだ」と話した。

しかし同日、ウォン相場は前日より11.0ウォン安の1ドル=943.7ウォンで取引を終え、反対方向に動いた。円に対するウォン相場も100円=860.79ウォンとウォン安が進んだ。

アジアの主要証券市場は一斉に弱含み見せた。

この日、コスピ指数は31.22ポイント(2.16%)下げた1413.98で、コスタック指数は10.71ポイント(1.56%)下った675.30で取引を終えた。コスピ指数は今月11日に史上最高値を更新したが、取引日基準で2日ぶりに50ポイント以上も下落した。

日本の日経平均株価は114円87銭安(0.69%)の1万6486.91円で、台湾加権指数は102.61ポイント(1.41%)下った7、176.35で取引を終えた。

大宇(テウ)証券の金成洲(キム・ソンジュ)研究委員は、「間もなく発表される米国の物価指標が予想より高ければ、さらなる金利引上げへの懸念から世界の株式市場はさらに下がりかねない」と分析した。



orionha@donga.com news91@donga.com