Go to contents

道路名さえ分かれば建物探しも簡単に

Posted May. 19, 2006 03:05,   

한국어

これからは先進国のように、見知らぬ場所に行っても、名前と建物番号さえ分かれば簡単に目的地にたどり着くことが可能になる。

また、新しい建物や道路ができるとすぐその位置情報がリアルタイムで更新される電子地図端末機が登場し、「紙の地図」が不要になりそうだ。

行政自治部は、このような内容の「道路名・住所等の表記に関する法律」が先月の臨時国会行政自治委員会の審議を通過し、来月の臨時国会本会議に上程される予定だと、18日明らかにした。

▲先進国のように変わる住所〓道路名表記法律案によると、道路の名称は主幹線道路・補助幹線道路・小路・路地に区分され、「江南路(カンナムノ)」「希望路(ヒマンノ)」「チンダルレ路」などと明示される。

建物は、道路別基点から終点方向へ右側は偶数、左側は奇数番号がそれぞれ表示される。

例えば、「ソウル永登浦区汝矣島洞(ヨンドゥンポグ・ヨイドドン)1」は「ソウル永登浦区議事堂路(ヨンドゥンポグ・ウィサダンノ)48」に変わる。道路名(議事堂路)と建物番号(48)さえ分かれば、国会議事堂にたどり着くことができる。

外国では、道路名住所がすでに一般化されている。住所の表示順には若干の違いがあるが、道路名が中心になるという共通点をもっている。

米国・英国は建物番号と道路名−市名−州名−郵便番号の順に住所を表示する。フランスは建物番号−道路名−郵便番号−市名、中国は市名−区名−道路名−建物番号の順だ。

▲日帝時代に使用された住所が混乱の原因〓国内における道路名住所は、1997年から昨年末まで全国234の市・郡・区のうち101(43%)の地域で使用されている。

しかし、韓国の住所表記体系はいまだに既存の土地番号方式を使用しており、道路名住所が浸透するまでには多くの時間を要するものと見られる。

道路名住所の普及のため、昨年までに1655億ウォンもの資金が投入されたが、これといった成果が出ていないとも指摘されている。

土地番号方式は、韓日強制併合以降、日帝が近代的な土地制度を樹立するという名目のもとに、全国土を対象に実施した土地調査事業の副産物だ。

「統(トン)」「班(バン)」で区分された既存の住所は、固有番号が不規則なうえに、商店街やビルなどの建物に住所を表記しておらず、火災時や外部の人が訪問する際には不便だ。

行政自治部は、国際的に普遍化された道路名住所体系を定着させるため、2009年までに1116億ウォンを追加投入する予定だ。



beetlez@donga.com