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脳中風誘発遺伝子の突然変異を発見

Posted May. 23, 2006 03:00,   

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50代以上で主に発病する脳中風(脳卒中)が、20〜40代の「若い」年齢でも発生する突然変異の新遺伝子を、韓国の研究チームが発見した。

蔚山(ウルサン)大医学部の金ジョンソン神経科教授(51)とユ・ハンウク小児科教授(52)、円光(ウォンガン)大医学部生化学教室の金ヨンホ教授(41)研究チームは22日、「脳中風を発病させる遺伝病にかかった韓国人患者から、これまで発見されたことのない遺伝子の突然変異を一つ見つけた」と発表した。

今回の研究は、科学技術部21世紀フロンティア研究開発事業の支援で行われ、米神経科学会が発行する国際ジャーナルに23日付で紹介された。

脳中風は、脳に酸素と営養分を供給する血管が塞がれて発生する病気で、主に50代以上で発生し、約1%だけが20〜40代であらわれる。

今まで、20〜40代に脳中風が発病する原因として、カダシル(CADASIL)という遺伝病が指目されて来た。同病にかかった患者の大半が、20〜40代で脳中風があらわれ、この中の3分の2は痴ほうにつながり、40〜60代で死亡する。

カダシルはノチ3(notch3)という遺伝子の特定部位(システイン)に突然変異が生じて発病することが知られている。

研究チームは、ソウル峨山(アサン)病院でカダシル症状のある9家系の27人を対象に遺伝子を検査した。



sohyung@donga.com