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「愛国歌をやっと思いきり歌える」

Posted May. 26, 2006 03:02,   

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中国北京の北京韓国国際学校が22日、韓国人が多く住む望京で、ついに「マイホーム」を建てた。

韓国国際学校が開校して8年、韓中国交正常化が実現して14年ぶりの慶事だ。98年9月に開校した韓国国際学校は、これまで場所を転々とし、4度も引越しをする「つらい」経験をしなければならなかった。

同日の韓国国際学校の新築校舍の竣工式には、金テソン校長やオ・スジョン中国韓国商会会長、ペク・クムシク在中国韓国人会会長ら、約500人が出席した。

特に、これまで「自分の学校」がない悲しみを経験したためか、父兄約300人も出席し、注目を集めた。

彼らは行事の最後に、「われらが祖国大韓民国と韓国国際学校の発展のために」という司会者の先唱に続いて、「万歳、万歳、万歳」と叫んだ。父兄や関係者たちは、涙ぐんでいた。

彼らの涙にはわけがある。中国の学校に居候をしている頃は、中国の学校に事情があれば、授業を中断しなければならず、朝会の時間「愛国歌(韓国国歌)」も気を使いながら聴かなければならなかった。

02年末に校長として赴任し、校舎の建設に全力を注いできた金校長は、「他国のインターナショナル・スクールの関係者が、『なぜ独自の学校がないのか』と聞く度に、胸が痛かった』と打ち明けた。

04年12月には脱北者が学校に駆け込み、建物を貸していた中国の学校側が、一方的に韓国国際学校の正門を封鎖して、学生たちが授業を受けられない事態が発生したりもした。

新築校舎は、僑民たちの誠意や現地に進出した企業、政府が力を合わせて建てた。99年、駐中大使館の婦人会がバザーで集めた募金は、9万6648ドル。さらに僑民たちが力を合わせて金を集めたほか、三星(サムソン)中国本社や現代(ヒョンデ)自動車、LG、ポスコ、SK中国本社など、現地の企業が10万〜50万ドルを寄付したことで、350万ドルに増えた。さらに、500万ドルの政府支援が送られた。

しかし、校舎の建設には困難が多かった。敷地を探すだけで2年以上かかり、04年6月に着工した後も、資金が足りず、工事が中断したこともあった。

驚く事も少なくなかった。「この地域のガス供給権は、私が持っている」と言って、200万元(約2億4000万ウォン)を要求する人がいたり、北京市が明白な理由もなく竣工検査をしてくれず、焦ったりしたこともあった。

「脱北者がまた学校に駆け込むのではないかと憂慮しているようだ」と考え、学校の塀を6メートルに高くすると言うと、すぐに竣工検査をしてくれたという話もある。

新校舎は、敷地3636坪、延建坪3498坪の5階建てで、幼稚園児117人と小学生515人、中学生160人、高校生115人の合わせて907人が、在学している。

僑民たちは、学生数を大幅に増やすよう望んでいるが、1000人を超えると快適な学校空間を維持することは難しいというのが、学校側の説明だ。特に小学校は、現在の人員をさらに増やす余力がない。

学生のほとんどは、中国に進出した韓国企業の商社マンや、個人実業家の子どもたちだ。



orionha@donga.com