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コール金利、0.25%引上げて年4.25%に

コール金利、0.25%引上げて年4.25%に

Posted June. 09, 2006 07:16,   

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韓国銀行(韓銀)金融通貨委員会が8日、市中金利の基準となるコール金利(金融会社間超短期資金取引金利)を0.25%引上げた。昨年10月以後、4回目の引上げだ。

これでコール金利は、03年5月以後で最も高い、年4.25%になった。

コール金利の引上げが発表されるやいなや、国民(ククミン)、新韓(シンハン)、ウリ、ハナ、外換(ウェファン)銀行などは、9日または12日から預金金利を0.1〜0.3%引上げることにしたと発表した。貸出金利も近いうちに引上げられ、債務の多い家計と企業には負担になる展望だ。

株式市場には、悪材料として作用した。同日、コスピ指数は前日比43.71ポイント(3.45%)下った1223.13で取引を終えた。これは04年6月11日(3.93%)以後、最大の下落幅だ。

韓銀はコール金利を引上げた理由に、高油価と景気回復によって物価上昇圧力が高まることと予想されるうえ、不動産価格も上がり続けているという点をあげた。

李ソンテ韓銀総裁は、「金融通貨委員会は首都圏を中心にした一部地域の不動産価格を負担に感じている」と述べた。資金繰りを苦しくし、不動産市場を安定させなければならないという意味だ。

三星(サムスン)経済研究所の朴ジェリョン 首席研究員は、「コール金利の引上げ幅が大きくなく、不動産市場に及ぼす影響はそれほど大きくなさそうだが、『警告』には受入れられるだろう」と分析した。

李総裁は下半期(7〜12月)の景気萎縮の懸念に対しては、「原油高やウォン高が大幅に進まなければ、今年初めのように速くはなくても景気は引き続き上昇するだろう」との展望をした。



news91@donga.com