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10代に「ファッションかつら」ブーム

Posted June. 10, 2006 03:34,   

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「ボーイフレンドに会う時は彼の好きなロング・ウェーブのかつらをかぶり、清純に見せたい時はロング・ストレートのかつらをかぶります」

ソウルD女子高2年生のオ某(18)さんの鞄には、ファッションかつらが五つも入っている。オさんは、三つの部分かつらとロング・ウェーブかつら、ロング・ストレートかつらを持参し、放課後の気分に合わせてかつらを選んでいる。

オさんは、「クラスメートの半分はかつらを一つ以上持っている。頭髪制限のために、ヘアースタイルを好きなようにできないので、かつらを利用している」と言った。

10代に、ファッションかつらブームが巻き起こっている。以前は脱毛症や抗癌治療を受けている患者たちが主にかつらを利用したが、最近は若者の間でファッションかつらが個性を表すアクセサリーとして人気を集めている。

全国のファッションかつら業者は100社あまりで、1200種あまりのファッションかつらを生産し供給している。10代たちが多く訪れるあるネットショッピングモールの関係者は、「一日200個あまりのかつらが売れており、1カ月の売上高は5000万ウォンだ。休みの時には売り上げが大幅に増える」と言う。

あるかつら業者の関係者は、「10代女子高生顧客の購買額が全体売上高の70%くらいだ」と話す。

青少年たちは、芸能人のヘアースタイルと似たようなかつらをかぶることもある。

女性は、後ろ髪だけを長く垂らすボアや李ヒョリ・スタイル、ロングウェーブのヒョニョン・スタイルのかつらを好む。男性たちには、「SS501」、李ジュンギ、金ジョングク・スタイルのかつらが人気だ。彼らはかつらをかぶって写真を撮るなど、かつら着用に慣れている。

ファッションかつら熱風が吹き始めたのは、02韓日W杯の頃から。その後、若者たちは各種スポーツ競技やイベント、パーティでかつらを好んで使用する。かつら業者らは、W杯特需にうれしい悲鳴をあげている。

応援用かつらを販売するネット業者「ロデオ・ヘア」のユ・ウォンチョル(37)社長は、「6月は天気が暑くオフシーズンであるにもかかわらず、5月に販売開始したW杯応援用かつらが飛ぶように売れている」と話す。

W杯かつらは、上から見ると太極旗(テグッキ)模様がみえるかつら、虹色のかつら、レッドデビルの角がついた赤色のかつら、太極模様を入れた部分かつら、サッカーボール模様のかつらなど様々だ。かつらに慣れていない世代は、カップル用や団体用でかつらを買うこともある。

Kリーグなどサッカー競技があるたびに太極模様のかつらをかぶって競技場で応援するというソン・ビョンソク(37)さんは、「韓国サッカー代表チームの競技のある日、太極模様のかつらをかぶって、ソウル市役所前のソウル広場に応援に出るつもりだ。応援する市民たちが、私がかぶったかつらをみて楽しむのをみれば、たまったストレスが解消するようだ」と言う。



imsun@donga.com ditto@donga.com