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危ない個人投資者

Posted June. 13, 2006 03:08,   

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個人投資者の朴某氏(48)は昨年、ある化粧品会社株に約7000万ウォンを投資した。それから1年以上この株式を保有しているが、現在、株式評価額は2000万ウォンあまりだ。投資元金基準で60%以上も損をしたことになる。

朴氏は「長期投資を勧める専門家の言葉に従って1年以上待ったけれど、株価は落ち続けるばかりだ。私のせいでもないのにくやしい」と話す。

しかし、専門家たちの見解は違う。

三星(サムスン)証券のチャン・ジンウAM支援パート長は「朴氏のように損切時期を逃した後、長期投資するといって、とめどもなく元金が回復するのを待つ投資者が多い。これは長期投資ではない」と指摘した。

多くの個人投資者は朴氏のようにでたらめな長期投資をしながら、自分を「しっかりした」長期投資者だと思い込んでいる。それで似たりよったりの投資を繰り返し、損失規模を大きくする事例が多い。

朴氏の投資性向を分析したチャン・パート長は「直接株式投資をしてはいけない投資者」と診断した。

高額個人投資者10人のうち9人は、朴氏のように投資技法はもちろん基礎知識が足りず、直接株式投資をしてはいけないものと表れた。

三星証券が最近、口座残額が5000万ウォン以上の顧客2270人を対象にアンケート調査した結果、直接投資をしても良さそうな知識と投資性向を持つ投資者は236人(10.40%)に過ぎなかった。

一方、直接投資を「絶対にしてはいけない投資者」は1061人(46.74%)、直接投資すれば「良い結果を期待できない投資者」は973人(42.86%)だった。

個人投資者たちが下手に直接投資しては、外国人や機関投資家より悪い結果がもたらされるという事実は、受益率をみればよく分かる。

証券先物取引所によれば、株価が急落した先月11〜26日、個人投資者は取引所市場で−12.19%の受益率を上げ、機関投資家(−9.13%)や外国人投資家(−8.43%)に比べて損失がより大きかった。

普通のサラリーマンや家事をする専業主婦などが、直接株式投資をして収益をあげる可能性は非常に低い、というのが専門家たちの評価だ。

チャン・パート長は「昨年、株価が急騰すると、『私もやってみようか』と直接投資に乗り出した顧客が多かった。直接投資はリスクが大きいので、間接投資をして専門家に任せた方が良い」と助言した。



roryrery@donga.com