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1億協賛の金大中センター、実際経費は3000万

1億協賛の金大中センター、実際経費は3000万

Posted June. 16, 2006 03:08,   

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金大中平和センター(DJセンター)が「6・15南北共同宣言6周年記念晩餐」を主催して経済団体から受け取った協賛金(1億ウォン)が、実際に使われた経費の3倍を上回ることが判明した。

DJセンター側は、相当数の晩餐会出席者から参加費名目で1人当り10万ウォンずつを受け取っていながら経済団体に協賛を求めていたことが判明し、「残金」を巡って議論を呼びそうだ。

本紙の取材によると、DJセンター主催で8日、ソウル中区太平路(チュング・テピョンロ)のプラザホテルで開かれた6・15記念晩餐会の費用は計3000万ウォンを超えないことが明らかになった。

行事当日、DJセンター側は出席者に1人当り7万2000ウォン(税金、サービス料込み)相当の昼食コース料理を提供した。ワインなどの酒類はホテルで買わず、外部から持ち込んだ。

DJセンターは、大韓商工会議所と韓国貿易協会に行事経費への支援を求める協力願いの公文を送りながら、400人が出席するだろうとしたが、実際、ホテルには200人の座席が予約されいたし、最終的には250人が出席した。同日、ホテルに支払った料金は多くて2000万ウォンだったことになる。

DJセンター側は、また金グクファン、シン・ヒョンウォン氏など招待した歌手2人にもギャラを支払ったと主張した。しかし、金氏の夫人は本紙との電話で「(夫は)意味ある行事だと思ったので、出演料無しで歌ったと聞いている」と話した。シン氏は「出演料をもらったかについては言えない」と話した。

DJセンター側は、また前・現職の政府高官が大半を占める行事の出席者から、1人当り10万ウォンずつを受け取り、行事費用の少なくない部分を賄ったとされる。

DJセンターのチェ・ギョンファン広報担当秘書は本紙記者に対して、「行事出席者からもらったお金では費用を賄えなかったため、経済団体に支援を要請した」とし、「晩餐費用と招請状の発送、電話連絡などの行政費用を含めて1億ウォンくらいを出費した」と主張した。

しかし実際ホテルに支払った金額などを勘案すれば、その他の付帯費用を入れても全体の行事費用は3000万ウォンを超えることはない。

年間の対外協賛予算総額が3〜5億ウォン水準の大韓商工会議所や貿易協会が、今回の行事で5000万ウォンずつを支援したことについて、業界では「やり過ぎだ」とみている。

ある財界関係者は「DJセンターは独自の予算もあったし、出席者たちから参加費まで取って置きながらも経済団体に大金を要請したのは、意図に疑問が残り後味も悪い」と皮肉った。



sunshade@donga.com