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元幹部の拘束に元長官の口座追跡…戸惑う財経部

元幹部の拘束に元長官の口座追跡…戸惑う財経部

Posted June. 17, 2006 03:09,   

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元財政経済部金融政策局長の辺陽浩(ピョン・ヤンホ)氏が拘束されたのに続き、李憲宰(イ・ホンジェ)前副首相兼財経部長官が検察の口座追跡を受けたというニュースが伝えられると、財経部の職員たちは当惑を隠せなかった。

「あの人たちがまさかそんなことをしたはずがない」と言いつつも、検察捜査の刃が徐々に財経部に向けられると、緊張する姿がありありと見える。

そのうえ、最高検察庁中央捜査部の捜査という点で、さらに神経をとがらせている。

財経部関係者は15日、「辺元局長の拘束も衝撃だが、李前副首相まで口座追跡にあった事実が伝えられ、みんな動揺している」と雰囲気を伝えた。

特に捜査が、長く韓国経済に莫大な影響力を行使してきたモフィア(財経部の英文名とマフィアの合成語)、少なくとも「李憲宰師団」を狙っているのではないか、と不安に思っている。辺氏も、李憲宰師団に分類される。

財経部関係者は「李前副首相の口座追跡はローンスター事件が取りざたされるたびに予想されてきた」とし、「李前副首相の口座を追跡するほどなら、元財経部金融政策局たちの口座もすでに追跡されただろう」と話した。

また、辺氏の拘束に続いて、李前副首相の口座追跡まで行われたことで、ローンスターに対する外換(ウェファン)銀行売却の正当性を主張した論理が疑われないかと心配している。

いっぽう、辺氏と李前副首相の容疑がないことが明らかになったものの、少なからぬ波紋と後遺症が伴うという声もある。

多くの財経部職員たちは「主要政策省庁という自負心をもって日夜働いてきたのが恥ずかしい」と話し、財経部の士気の低下を憂慮した。



witness@donga.com