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スト長期化…ポスコの被害は「雪だるま」式に

スト長期化…ポスコの被害は「雪だるま」式に

Posted July. 17, 2006 03:49,   

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慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)地域で、専門建設労働組合員(専門建設労組)たちのストライキとポスコ本社の占拠という事態で、ポスコの被害がますます大きくなっている。

ポスコ側は、工場建設が遅延にあるうえに本社の業務まで麻痺し、対外信頼度の下落まで憂慮されている。

16日、ポスコによれば、先月29日から始まった専門建設労組のストで、パイネックス工場をはじめ24の機械設備建設が腰砕けになり、1日100億ウォンあまりずつ、同日現在で1000億ウォン以上の被害を被った。本社の業務中断による被害規模は、正確には算定しにくい状況だ。

ポスコ側は、「生産販売を除いた契約、設備、購買、人事などの業務が13日午後から完全に中断された。休日だが急いで業務を処理しなければならない職員たちは、研究館などにばらばらになって臨時で仕事をするか、携帯電話で通話しながら働いている実情だ」と述べた。

ポスコは、この中でも、パイネックス工場建設が遅延にあることを最も憂慮している。

パイネックスは、ポスコが開発した新概念製鉄技法で、既存の高炉方式より投資費は20%ほど少ないが、エネルギー効率は10%程度も高い熔解鉄を得られる。

ポスコは、年間生産量150万t規模のパイネックス工場を今年末に完成し、来年初めには商業生産を始める予定だ。来年に着工するインド製鉄所にも、パイネックス工法を適用することにした。

ポスコ側は、「パイネックス炉が商業生産で成功できるかどうかは、世界の鉄鋼業界が注目していることだ。商業生産が遅延されれば、対外信頼度に大きな打撃を受けかねない」と述べた。



aryssong@donga.com