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ピム代表監督、「知能的、創意的選手が欲しい」

ピム代表監督、「知能的、創意的選手が欲しい」

Posted August. 08, 2006 03:35,   

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「これ以上は、体力と精神力だけで世界の壁を越えることはできない」

06ドイツW杯でディック・アドフォカート監督を首席コーチとして補佐し、太極(テグク)戦士たちを導いたピム・ファーベーク韓国サッカー代表チーム監督。ファーベーク監督は6月24日のスイスとの最後の組別リーグ試合を終えた後、ハノーバーW杯競技場ミックストゾーンで、「韓国と欧州のレベルの差は大きかった。韓国はこれから新しい方法で欧州に追い付かなければならない」と述べた。ベスト16入り失敗に対する言い訳も混じっていたものの、韓国サッカーの限界を痛感した発言だった。

●知能的で創意的な選手が必要

6日、京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)にある国家代表チームトレーニングセンター(NFC)で始まった代表チーム召集トレーニング。司令塔として選手たちを初めて指導したファーベーク監督は、韓国サッカーのシステムを変える重大な宣言をした。「知能的で創意的な選手が必要だ」と。監督は「実際にグラウンドで走るのは、監督ではなく選手だ。選手たちが多様な試合状況で選択し決定しなければならない。これからはサッカーができる選手が必要だ」と話した。

韓国サッカーの話題はこれまで、体力と精神力だった。しかし、これはホームで開かれた02韓日W杯ではそれでもよかったのだが、遠征地であるドイツでは通じなかった。トーゴに勝ち、フランスと引き分け、1勝1分け1敗をしたのだから、なかなかの成績を上げたように見えるかもしれない。しかし、専門家たちは「選手たちは頑張ったが、効率性は落ちていた。生半可な町内サッカーを見るかのようだった」という評価を下した。専門家たちは「ブラジルやフランスなど世界的なサッカー強国は、ポジション別にどのようなプレーをしなければならないかを知り、本能的に動く。だが、韓国の選手たちは、グラウンドで起きる多様な状況にどう対処すればいいのかを知らず、慌てては崩れてしまう」と述べた。

●W杯ベスト16入りのためにはポジション別プレーをすべき

02年と06年に韓国代表チームを見守ったファーベーク監督もこの点を実感した。それで、08北京五輪まで指揮を取る彼が、長期的には2010年の南ア共和国W杯を準備するため、若い選手たちを主軸に「考えるサッカー」システムを作ると決心したのだ。新しいサッカーのシステムを確立するためには、「頭が固い」選手より若い選手が必要だ。それでファーベーク監督は、25歳以下選手28人を含め36人を召集し見守っている。監督ははこの中で20人を選んで、16日に行われる台湾との07アジアン杯予選に出る。

李ヨンスKBS解説委員は、「ファーベーク監督が代表チームの色を新しく変えようとしている。サッカーは結局、選手がするのだ。2年は短い時間ではない。監督の力量によって、代表チームが完全に様変わりできる」と肯定的に評価した。

一方、生まれて初めて代表チームに合流した李ガンジン(釜山)は7日、右の足首の内側靭帯を怪我し、所属チームに戻った。



yjongk@donga.com