Go to contents

双竜車と起亜車、ストで莫大な被害

Posted August. 28, 2006 07:26,   

한국어

双竜(サンヨン)車ストライキ事態がますます深刻になっている中、起亜(キア)自動車もストライキの長期化によって被害が増えている。双竜自動車は、賃金および団体交渉暫定合意案が労動組合員の賛否投票で否決されたうえ、労組の内部葛藤が深刻になり、事態解決が不透明な状態だ。

会社側は構造調整の撤回、雇用保障、投資移行などの内容を盛り込んだ暫定合意案が否決されると、これ以上は出すものもないという立場だ。

双竜車社側は27日、「経営危機で追加的案を提示できない」と発表し、また合意点をみつけるのは易しくなさそうだ。

現労組執行部も交渉力を発揮するのが難しい状況だ。

労組は、現執行部の一部幹部が6月に給食業者選定過程でリベートを受けた疑いで拘束起訴されると、新しい執行部を選出する手続きを進めて来た。

次期労組執行部の候補たちは、現執行部が行っている交渉に対し、「譲歩交渉」と批判し、23日、反対集会を開催するなど内部問題で揉めている。

新しい執行部は来月1日に決定されるため、労使間交渉はその後に延ばされるしかない。

現労組執行部は、「新しい執行部が発足する前に、問題を解決したいが、組合員の意見がどのように集められるか見当もつかない状況」と述べた。

会社側は、「現執行部と140日あまりの間、交渉を進めてきたのに、新しい執行部とまた一から交渉をやり始めなければならなくなり、時間がどれくらいかかるか予測もできない状態だ。それだけストライキ期間も長くなり、経営難はもっと深刻になるだろう」と憂慮した。

一方、起亜車も同日現在、19日目(生産日基準)続いている部分ストで、5700億ウォンの売り上げ損失を出したと発表した。

労組は昼夜4時間ずつ、部分ストライキをしたのに続いて、25日には、昼夜6時間ずつ部分ストをし、ストライキの強度を高めている。

起亜車社側は、「今年第2四半期(4〜6月)に151億ウォンの営業損失が出たうえ、毎年、営業利益も急減する状況なので、労組側の要求は受け入れにくい」と発表した。

起亜車労組は、△基本給10万6221ウォン引上げ、△成果給300%支給、△定年を62歳に延長などを要求している。

一方、会社側は、△基本給7万3200ウォン引上げ、△品質達成激励金100万ウォン、△生産目標100%達成時に成果給150%支給などを提示した。

起亜車の営業利益率は、03年6.3%から、04年=3.4%、05年=0.5%に落ち、今年上半期(1〜6月)には0.2%が追加下落した。



aryssong@donga.com