Go to contents

中国、安保理・対北朝鮮決議の履行に反対

中国、安保理・対北朝鮮決議の履行に反対

Posted September. 07, 2006 06:48,   

한국어

中国を訪問しているクリストファー・ヒル米国務省東アジア太平洋担当次官補は5日、中国の高官らと相次いで会合し、北朝鮮の核実験凍結と6カ国協議への北朝鮮の早期復帰、国連安全保障理事会の対北朝鮮決議を履行する案について話し合った。

ヒル次官補は訪中の狙いが、北朝鮮に対する制裁への協力を要請することであると明らかにした反面、中国は制裁への反対を公式表明し、大きな溝があることを印象付けた。ヒル次官補の訪中は北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の中国訪問がささやかれている中で行われたものであり、関心を集めている。

6カ国協議で米主席代表を務めているヒル次官補は同日、中国外交部の崔天凱、何亞非、両部長助理(次官補級)と会合し、北朝鮮の核廃棄を目指す6カ国協議への北朝鮮の復帰について話し合ったが、具体的な内容は公開されなかった。

同日、崔部長助理との会合後、宿舎の北京国際倶楽部ホテルに帰ったヒル次官補は、記者らに「北朝鮮のミサイル発射実験後、国連安保理で採択された対北朝鮮決議1695号の履行案をめぐる明確な議論が必要だと思っている」と強調した。しかし、中国の温家宝首相は5日、北朝鮮とイランに対する制裁が同国の核プログラムをめぐる緊張を高める恐れがあるとして反対の立場を明らかにした。

同首相はロイター通信とのインタビューで、「制裁を加えるのが必ずしも目的地に導く手段ではなく、非生産的なことになる可能性もある。当事者は制裁を行うことに慎重でなければならない」と述べた。

ヒル次官補は、城都、広州、上海を訪問してから11日、ソウルに向かう予定だ。



credo@donga.com