「核実験にもかかわらず、米国が北朝鮮の核の抑止力を恐れないと北朝鮮が信じるなら、彼らは核弾頭を装着したミサイル発射という次の段階の措置を行う可能性がある」
米科学国際安保研究所(ISIS)のオルブライト所長は24日、ジョンズ・ホプキンズ大学国際大学院付設韓米研究所の討論会で、北朝鮮の核実験は、窮極的に核弾頭を作ってミサイルに装着することを目標としているとし、上記のような観測を述べた。
オルブライト所長は、「北朝鮮の立場では、戦闘爆撃機で核爆弾を落とすという不確かな方法ではなく、核弾頭を効果的に発射できることを見せつけなければならない」とし、「少なくとも(中距離)ノドンミサイルに核弾頭を装着する可能性を排除してはならない」と指摘した。
また、「北朝鮮の核実験は失敗ではなく、『部分的な成功』と言える。北朝鮮が再び核実験をするなら、問題点を明確に修正するので、ほぼ成功したとみることができる」と評価した。
オルブライト所長は、北朝鮮の核弾頭製造の能力について、「ノドンミサイルに搭載できる粗悪なレベルの核弾頭は作ることができるだろうが、現時点で(長距離)テポドン2に積むだけの軽い核弾頭を作る能力があると示唆する証拠は、ほとんどない」と主張していた。