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韓国「PSIに形式上は欠席、実質的には出席」

韓国「PSIに形式上は欠席、実質的には出席」

Posted October. 31, 2006 03:00,   

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韓国政府が、「北朝鮮船舶の海上検索」が盛り込まれている国際的合意である大量破壊兵器の拡散防止構想(PSI)に、「形式上は欠席、実質的には出席」という暫定的な結論を出したことが明らかになった。

30日、米国ワシントンのある外交筋によると、「韓国政府はPSIを受け入れる方向に決めたが、その結果は当分、公開しないことにした」と語った。

同消息筋は、「後で韓国が正式に参加するかどうかが焦点になっても、韓国政府は『正式参加ではない』との答弁を『国内用』として出すことになるだろうし、ブッシュ大統領の米政府もこれを了解したと聞いている」と述べた。

韓国のこのような選択は、国連安全保障理事会の対北朝鮮決議の精神には同意するものの、南北関係の命脈は維持しなければならないという多少相反する政策の目標によるものだ。

米政府は韓国にPSIの内容を8つにまとめて示したことがある。韓国は今年1月、韓米戦略対話を通じて、疑わしい船舶情報の共有やPSI合同訓練への参観団の派遣など、第1〜5項の参加に同意した。外交通商部は当時も、マスコミの報道で同事実が明らかになるまで「合意事実」を秘密にふしてきた。

第6項は、域内(領海)で発生する状況への対処、第7項は域外(公海または他国の領海)で発生する情況で、物資の支援などがあり、第8項は正式なPSIへの加入とも解釈できる「臨検(interdiction)の原則」に署名することだ。

ワシントンのもう一人の外交筋は、「韓国政府が下したという暫定結論は、第6、7項は受け入れて、米国のPSIへの参加の要求には従うものの、第8項には署名しないことで、国内には『完全な加入はまだしていない』という折衝案を求めたものと解釈できる」と述べた。



srkim@donga.com