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選挙勝利の米民主党、早くも韓国の車市場に開放の圧力

選挙勝利の米民主党、早くも韓国の車市場に開放の圧力

Posted November. 16, 2006 06:12,   

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米国の11.7中間選挙が終わるや否や、産業界労組の民主党が、韓国を含めた貿易相手国に

圧力をかけ始めた。

GM、フォード、ダイムラークライスラーなど、米3大自動車メーカーの最高経営者たちは14日(現地時間)、ホワイト・ハウスで、ブッシュ大統領と会って、「韓国の自動車市場の閉鎖性と日本の人為的な円安で、米国の自動車業界が困難に直面している」と主張しながら、解決策作りを求めた。

ブッシュ大統領は、「医療費負担が採算性の悪化を招く問題については、解決策が必要だ」としながらも、日本の為替レートへの介入の指摘には同意しなかったと伝えられた。ブッシュ大統領が韓国の自動車市場の開放要求について、どう答えたかについてはいまだ、確認されていない。

フォード自動車のジアッド・オジャクリー副社長は前日、ワシントン・ポストとのインタビューで、「韓国市場での外国者のシェアーはわずか3%」とし、「フォード車が韓国全体で販売する台数より、バージニア州の北地域の一つの代理店で販売する台数がより多い」と語った。

自動車組合はもとより、中間選挙で勝利した民主党の圧迫攻勢も馬鹿にできない。

ワシントン・ポストは同日、下院歳入・歳出委員会の貿易小委員会委員長を務めることになったサンダ・レビン議員が、「(韓米自由貿易協定の交渉の過程で)米国自動車の労働者のショックを和らげる緩衝装置として、韓国企業の労働基準の強化を要求した」と報じた。レビン議員の地域区は、自動車産業の中心地であるミシガン州のデトロイトだ。

同新聞はまた、米議会の補佐官の話を引用して、「民主党の選挙勝利で、韓米自由貿易協定の交渉過程で、労働や環境保護条項が盛り込まれそうだ」と展望した。

米民主党と各労働組合団体はこれまで、「韓国企業のうち、労働や環境条件の悪いところで生産された製品は、米国産と比較すると、コストダウンの要因があるだけに、不公正貿易の事例とみなすことができる」と主張してきた。



srkim@donga.com