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昨年の経済成長率5.0%、問題は投資低迷と輸出は

昨年の経済成長率5.0%、問題は投資低迷と輸出は

Posted January. 26, 2007 06:27,   

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韓国経済の昨年の成長率は、当初、韓国銀行(韓銀)の展望値である5.0%を記録したことが明らかになった。

しかし投資低迷が続き、輸出のほうも昨年の第4四半期(10〜12月)から減少傾向に転じ、今年の成長に「赤い信号」が灯った。

韓銀は25日、「06年第4四半期(10〜12月)及び年間の実質国内総生産(GDP)」を発表し、暫定集計で昨年の実質GDPは757兆9375億ウォンで前年(721兆4914億ウォン)比で5.0%の伸び率を記録したことを明らかにした。昨年第4四半期の実質GDPの伸び率は、前期比0.8%増だった。

韓銀は、「輸出が二桁成長を遂げたうえに相対的に不振だったサービス業の成長傾向が顕著で、5%成長が可能だった」と分析した。

昨年の輸出は、前年比で13.0%増をマークし、サービス業も4.1%が成長し、02年(7.8%)以来では成長率が最も高い水準だった。

しかし、建設投資の分野は、政府の相次ぐ不動産市場対策で民間部門の建設投資が振るわず、0.1%減となった。建設投資が減少したのは00年(−0.7%)以来6年ぶりのことだ。

また、製造業は昨年第4四半期に0.6%の成長に止まり、第3四半期(7〜9月)の2.4%に比べて4分の1水準に減った。

体感景気のほうも、全般的に好転しなかった。輸出の単価が落ち一方で輸入単価は上がるなど、貿易環境が悪化したため、実質貿易損失が拡大し、実質購買力を表す国内総所得(GDI)は成長率ほど伸びなかった。

昨年の実質貿易損失額は68兆7974億ウォンで、前年比で48.6%(22兆4848億ウォン)が急増し、GDIは2.1増に止まった。

輸出も、昨年第4四半期に前の四半期に比べ1.0%後退し、04年第3四半期(−0.4%)以来9四半期ぶりに減少傾向に転じた。減少幅は01年第2四半期(−5.4%)以来では、最も大きかった。

LG経済研究院のソン・テジョン副首席研究員は、「ウォン高傾向と世界経済の鈍化により、今年の成長率は4%台前半になるだろう」と見通した。



jinhup@donga.com