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韓国企業の平均利益、米より3.25倍高い

韓国企業の平均利益、米より3.25倍高い

Posted February. 05, 2007 03:00,   

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韓国企業が1年間稼いだ平均利益が、米国の3.25倍にのぼるなど、経営実績と財務構造において米国企業に比べて遥かに優秀であることが明らかになった。

一方、株価など全般的な評価では韓国企業が大いに遅れを取っており、実際価値より損をしているという指摘だ。

4日、国税庁が発表した「国税統計年譜」によると、05年度の法人税を届けた32万2882社の法人(金融会社は除外)の1社当たり純利益は平均3億1200万ウォンで、米国(9600万ウォン・米国は04年届け分が基準)の3.25倍だった。

また負債比率は、韓国が平均153%で米国(258%)に比べて105%低く、資本利益率(ROE)は13.9%、資産利益率(ROA)は5.5%で、それぞれ米国の2.4倍と3.倍に達した。

ROEとROAは、当期純利益を資本総計や資産総計で分けた指標で、数値が高いほど資本や資産を効率的に使い、利益を多く出していることを意味する。

これまで中央銀行の韓国銀行や上場企業協議会などが発表した経営指標は、証券市場に上場された企業や標本調査をした結果だったが、国税庁の今回の分析は事実上、大半の法人を対象にしている。

韓相律(ハン・サンリュル)国税庁次長は、「韓国法人の全体当期純利益の中36%が非上場法人から出ているという点から、中小企業の競争力もそれほど悪くない」と分析した。

これと違って株式市場での評価は正反対で、先月18日現在、韓国証券市場の株価収益割合(PER)は10.73倍で、米国(21.95倍)の半分に過ぎない。韓国の時価総額上位20社のPER平均も12.63倍で、米国(17.02倍)より低い。

PERは時価総額と純利益を比べた指標で数値の低いほど、会社が儲ける利益に比べ株価が低評価されているという意味だ。

韓国投資証券の金ハクギュン主任研究員は、「負債比率が低くROEやROAの高いのは、財務健全性と経営実績が良いという意味でもあるが、言い換えれば、過度に投資を自制しているということを意味する」と指摘した。



koh@donga.com aryssong@donga.com