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鄭夢準サッカー協会長「FIFA会長選、出馬を考えている」

鄭夢準サッカー協会長「FIFA会長選、出馬を考えている」

Posted February. 06, 2007 06:49,   

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「周りから国際サッカー連盟(FIFA)会長選挙への出馬を勧められています。私も考えているところです」

鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー協会長が5日、東亜(トンア)日報とのインタビューでFIFA会長選挙に立候補する意向を明らかにした。これまで鄭会長は「FIFAで奉仕する」とは言ったが、会長選出馬について発言したのは初めて。

鄭会長は、「フランスのサッカースター出身であるミシェル・プラティニがこの間、欧州サッカー連盟(UEFA)会長に当選した。16年間UEFAを導いたレナート・ヨハンソン会長が退き、新しい時代が到来した。国際サッカー界も急変している」と言い、FIFAの新しい変化を主導したい考えをうかがわせた。

鄭会長は、「FIFA会長を肩書きと思って近づくつもりはない。私がそのポストにつくことで貢献できることは何かを先に考えたい」と話した。

鄭会長は2011年の選挙を狙っている。FIFA会長の任期は4年。メンバー国の投票で決まる。ブラッター会長が3期目に挑戦する今年の選挙は5月30日、スイス・チューリッヒで行われる。

鄭会長は1993年、大韓サッカー協会長に就任し、14年目、韓国サッカーを導いている。1994年にはFIFA副会長になり、13年間務めている。同期間に鄭会長は、FIFAの財政透明性向上などを主張し、代表的な改革勢力と思われてきた。

一方、08年末、大韓サッカー協会長の任期を終える鄭会長は、任期末に行われる世界青少年選手権および08年北京五輪で、有終の美をおさめたいという意を表明した。これ以上、韓国サッカー協会長はつとめないという点も明らかにした。

——FIFAはどんな方向に向かわなければならないと思うか。

「これは私がFIFA会長選出馬を公式宣言した後に選挙公約で言う返事だ。(笑った後、真摯な表情で)FIFAは大きな機構だ。業務は公平に処理しなければならない。FIFAの長所であると同時に短所は、4年ごとに選挙をするという点だ。票を意識して政治的に業務を処理してはいけない。毎回の選挙を意識して業務を処理すれば、良い結果は出せない。また、大陸別連盟の独立性が重要だ」

——今年の韓国サッカーの最大のイシューは何か。

「韓国で開かれる17歳以下世界青少年選手権大会をスムーズに行うことだ。これに備えて、6月にブラジル、アルゼンチン、フランスなどを呼び、8カ国招待大会を開く予定だ。核実験などで南北関係が冷え込んでいるものの、北朝鮮も参加することと思う。北朝鮮が大会直前に韓国へ来て、1カ月間トレーニングするという意思を伝えてきた。また、五輪予選をパスすることも重要だ」

——韓国のサッカー・ファンはあまりにも国粋的という指摘があるが。

「サッカーはナショナリズムとインターナショナリズムを同時に追求する。W杯の時は、自国の勝利のため熱狂する。しかし、そのような熱狂があったから、サッカーが世界化できたのだ。今や、我々も代表チームに対しプライドを持ちながらも、他国のチームにも関心を持たなければならない。我々のサッカーが全てではない」

——プロサッカーに対するファンの関心が相対的に低いが…。

「プロサッカー発展のために一番重要なのは、昇降制の導入だ。少なくともK3リーグ(3部リーグ)まで作って、上がったり落ちたりすることがあってこそ、プロサッカーに対する興味も増し活性化できる。Kリーグのほかに下部リーグをたくさん作って発展させることが重要だ」

——韓国サッカーの長期目標は何か。

「世界ランキング第10位入りできるよう努力しなければならない。諸般の施設とシステムを備えて、代表チームが世界第10位圏に入れば、韓国サッカーも世界レベルと言える。難しいことだが目標があってこそ発展もできる」

——大韓サッカー協会長をやめればどんなことをするつもりか。

「小学校連盟会長をしたいと言ったことがある。サッカーをする子供たちを見ると、気持ちが良い。小学校連盟が幼少年連盟と名前が変わったが、できれば、今年の下半期に幼稚園大会を行う計画だ。サッカーからフェアプレー精神を学べば、韓国社会も健康になるはずだ。今後、韓国サッカーに対する関心を持ち続け、どうすれば役に立てるかを考える」



yjongk@donga.com bluesky@donga.com