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読売の李承鎏「野球には悪いけど、家族があっての話」

読売の李承鎏「野球には悪いけど、家族があっての話」

Posted March. 05, 2007 07:05,   

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日本の福岡ヤフードームで李承鎏(イ・スンヨプ、写真)を探すのはいとも簡単なことだった。読売ジャイアンツの選手の中で「農作業ファッション」(ストッキングをひざまで上げて履くスタイル)をしている選手は2、3人しかないからだ。その中でも大柄の筋肉マンが李承鎏だった。

日本プロ野球最高の人気球団、読売の4番打者である李承鎏は、日本のプロ野球選手の最高年俸(推定6億5000万円=約52億ウォン)選手だ。

しかし李承鎏は、ほとんどの選手が「野暮」だとして避けている農作業ファッションにこだわりを見せている。理由を聞いたら「昨シーズンにこの格好でうまくできたから」と話した。隠れた理由はもうひとつあった。「ストッキングをユニホームの下に入れるとスラットして見える一方で、がっちりした印象を与えるんです。すると投手たちに視覚的にもっと強く、威嚇的に映るんです」とも言う。それを聞いてなるほどと思った。ぐんと堂々となり余裕が見られる李承鎏に、3日と4日のソフトバンクとのオープン戦で会った。次はキーワード別のインタビュー。

▲最高選手〓最高年俸をもらってはいるけど、自分はまだ最高の選手ではない。最高になるために努力を続けている。

▲野球〓野球は自分の人生の中で二番目に大事なものだ。第一番目は家族(妻の李松静氏と長男のウンヒョク君)だ。野球には悪いけど、家族がいなければ何の意味もない。

▲忍耐〓成績が良いから、多くの人たちから自分が野球を楽しくやっていると思われている。しかし、実際は非常につらいし苦しい。やればやるほど難しいのが野球だ。私生活もなく連日プレーとトレーニングをしなければならない。シーズンが終わって4ヵ月ほどの時間があっても、休める時間ではない。さらに頑張らなければならない。

▲ストレス解消〓それでもふんばることができるのは、ファンの関心があるからだ。良い活躍ができてファンから拍手を受ける瞬間は、この上なくしびれる。そのために野球をやっている。酒、タバコ、賭博はしない。家に帰って家族の顔を見れば、ストレスは全部なくなる。

▲モムチャン(筋トレ)〓3年間ウェイトトレーニングをやり続けた。自分で考えても体の状態がとても良くなっていることを実感している。筋トレを遅く始めたのは後悔している。20代の初めからやっていれば、もっと良かっただろうに、と…。

▲年齢〓韓国の数え年で32歳になる。野球をやっていく日がもう、やってきた日より少なくなっている。数日前に新人デビューしたと思ったのに、すでに13年も経っていた。野球を終えたあと、後悔しないためにももっと頑張っている。

▲欲張り〓残り少ないと思うと、やりたいと思うことがとても多い。優勝もしたいし、メジャーリーグにも行きたいし、また韓国でもプレーしたい。50本塁打を放ってホームラン王にもなりたい。まったく、人間の欲には切りがない。



uni@donga.com