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米紙WSJ、「北朝鮮の守られないデッドライン」と皮肉の社説

米紙WSJ、「北朝鮮の守られないデッドライン」と皮肉の社説

Posted May. 05, 2007 08:08,   

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北朝鮮のさまざまな問題の「デッドライン(履行時間)」が守られていないのに、誰も関心を示していない国際社会の実態を、ウォーウ・ストリート・ジャーナルが3日、「北朝鮮時間(North Korea Time)」というタイトルの社説で批判した。

社説はまず、北朝鮮の核廃棄の初期措置の履行期限が2週間半も過ぎたが、平壤(ピョンヤン)と北京、ワシントンではいかなる文句も言っていないと指摘した。

ブッシュ大統領とライス国務長官は最近、「我慢にも限界がある」と公言したが、これもやはり現実とは相反する主張だ。

また社説では、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が1月19日、国連の対北朝鮮関連事業の全般に関しての外部監査を指示し、90日間のデッドラインを示したが、これもまた国連の官僚主義のなかでうやむやになったと批判した。

調査を担当した官僚たちは北朝鮮に行くことすらできず、半月間ニューヨークの国連開発機構の官吏たちと会うのに止まっており、潘総長が指示した「独立的な外部監査」は結局、国連監査官室で行われた。

期限が守られていないのに、監査官室ではメディアとのインタビューを断り、潘総長は沈黙を守っていると社説は批判した。

さらに、潘総長のメディア担当官も監査官たちが北朝鮮に行ったと嘘までついたが、このような実態に誰も関心を寄せていない現実を嘆いた。

社説では最後に、「これまでの過程を見れば、金正日(キム・ジョンイル)総書記が『世界は北朝鮮に履行期限を促すことに関心がない』との結論を下しても、十分許してもらえるだろう」と皮肉った。



zsh75@donga.com